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目次
第30回(平成28年度)管理栄養士国家試験の問題と解答・解説
社会・環境と健康
- 1 公衆衛生活動とPDCAサイクルの組合せである。
- 2 オゾン層保護対策を目的に含む国内外の取り決めである。
- 3 年齢調整死亡率に関する記述である。
- 4 平均寿命、平均余命及び健康寿命に関する記述である。
- 5 ある食品における特定の健康機能を検証したい。
- 6 がんを早期に発見するためのスクリーニング検査に求められる要件である。
- 7 健康日本21(第二次)における「社会生活を営むために必要な機能の維持・向上」の「高齢者の健康」に含まれる目標項目である。
- 8 睡眠に関する記述である。
- 9 がんに関する記述である。正しいのはどれか。
- 10 骨粗鬆症・骨折に関する記述である。
- 11 わが国の医療保険制度に関する記述である。
- 12 障害者総合支援法に関する記述である。
- 13 市町村保健センターに関する記述である。
- 14 母子健康手帳に関する記述である。
- 15 介護保険の予防給付により提供されるサービスである。
- 16 学校保健に関する記述である。
- 17 政府開発援助(ODA)における技術協力の項目である。
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
- 18 ヒトの細胞と組織に関する記述である。
- 19 脂肪酸に関する記述である。
- 20 核酸の構造と機能に関する記述である。
- 21 酵素に関する記述である。
- 22 ヒト体内の窒素化合物に関する記述である。
- 23 個体の恒常性を維持するための反応に関する記述である。
- 24 疾患に伴う変化に関する記述である。
- 25 主な症候に関する記述である。
- 26 画像検査に関する記述である。
- 27 治療の種類とその例の組合せである。
- 28 肥満とメタボリックシンドロームに関する記述である。
- 29 消化管の構造と機能に関する記述である。
- 30 消化器がんに関する記述である。
- 31 循環器系の疾患と病態に関する記述である。
- 32 腎・尿路系の構造と機能に関する記述である。
- 33 腎疾患に関する記述である。
- 34 ホルモン分泌の調節機構に関する記述である。
- 35 内分泌疾患に関する記述である。
- 36 神経系の構造と横能に関する記述である。
- 37 神経疾患に関する記述である。
- 38 呼吸器系の構造と機能に関する記述である。
- 39 骨に関する記述である。
- 40 妊娠と妊娠合併症に関する記述である。
- 41 貧血に関する記述である。
- 42 免疫に、関する記述である。
- 43 食物アレルギーに関する記述である。
- 44 感染症に関する記述である。
食べ物と健康
- 45 穀類とその加工品に関する記述である。
- 46 豆類とその加工品に関する記述である。
- 47 野菜・果実の成分に関する記述である。
- 48 油脂の化学的特性に関する記述である。
- 49 でんぷんに関する記述である。
- 50 植物性食品とその色素成分の組合せである。
- 51 食品の非酵素的褐変であるアミノカルボニル反応に関する記述である。
- 52 特定保健用食品の関与成分とその生理機能である。
- 53 コーデックス委員会(CAC)とその規格に関する記述である。
- 54 トランス脂肪酸に関する記述である。
- 55 植物とその毒成分の組合せである。
- 56 食品から感染する寄生虫症に関する記述である。
- 57 カビ毒に関する記述である。
- 58 食品添加物に関する記述である。
- 59 食品添加物とその用途の組合せである。
- 60 食品の期限表示に関する記述である。
- 61 栄養機能食品の栄養機能表示である。
- 62 食品加工における酵素とその利用に関する組合せである。
- 63 食品加工における食品成分の変化に関する記述である。
- 64 食品の保存に関する記述である。
- 65 食品の容器と包装に関する記述である。
- 66 食器の特徴に関する記述である。
- 67 ゲル化剤に関する記述である。
- 68 ゆでる操作に関する記述である。
- 69 調理による、食品成分の変化に関する記述である。
基礎栄養学
- 70 遺伝子多型と倹約(節約)遺伝子に関する記述である。
- 71 消化器系の調節に関する記述である。
- 72 栄養素の吸収と体内動態に関する記述である。
- 73 アミノ酸の代謝に関する記述である。
- 74 たんぱく質の栄養に関する記述である。
- 75 炭水化物の栄養に関する記述である。
- 76 食物繊維と難消化性糖質に関する記述である。
- 77 脂質代謝に関する記述である。
- 78 ビタミンB群の機能に関する記述である。
- 79 ミネラルとそれを構成成分とするたんぱく質の組合せである。
- 80 鉄の吸収と代謝に関する記述である。
- 81 血漿、間質液(組織間液)および細胞内液に存在する電解質として、最も濃度の高い陽イオンの組合せである。
- 82 エネルギー代謝に関する記述である。
- 83 エネルギー代謝の測定に関する記述である。
応用栄養学
- 84 栄養ケア・マネジメントの手順としては、栄養スクリーニング後…
- 85 静的栄養アセスメントの指標である。
- 86 日本人の食事摂取基準(2015年版)の策定に関する記述である。
- 87 日本人の食事摂取基準(2015年版)における水溶性ビタミンの推定平均必要量(EAR)の設定根拠に関する記述である。
- 88 日本人の食事摂取基準(2015年版)におけるエネルギー産生栄養素バランスに関する記述である。
- 89 日本人の食事摂取基準(2015年版)の科学的根拠に関する記述である。
- 90 成人期に比較して高齢期に起こる変化に関する記述である。
- 91 初乳より成熟乳に多く含まれる母乳成分である。
- 92 日本人の食事摂取基準(2015年版)において、妊婦に付加量が設定されている栄養素である。
- 93 離乳の進め方に関する記述である。
- 94 思春期の女子の生理的特徴に関する記述である。
- 95 高齢者の栄養管理に関する記述である。
- 96 高齢者の口腔機能と栄養に関する記述である。
- 97 体力の測定項目と評価項目の組合せである。
- 98 運動時の身体への影響に関する記述である。
- 99 高温環境に暴露されたときに起こる身体変化に関する記述である。
栄養教育論
- 100 児童の野菜摂取に関する行動の記述である。
- 101 生活習慣改善に消極的な中年男性に、計画的行動理論を用いた支援を行った。
- 102 高校運動部の生徒に対する食生活改善のための支援と、社会的認知理論の構成要素の組合せである。
- 103 半年前に配偶者を亡くし、食欲が低下したままの高齢期の男性に対するカウンセリングである。
- 104 大企業において、社員の健康づくりのための減塩行動の普及を目的に、新たな取組を行うこととなった。
- 105 減量中の中年女性の行動である。
- 106 減塩のために禁酒を目標とした成人男性である。
- 107 食事の準備が困難であると感じている、単身男性への栄養教育に関する記述である。
- 108 糖尿病教室を修了した患者が集まり、セルフヘルプグループの立ち上げを計画している。
- 109 大学生を対象に、朝食を毎日食べることを目的とした栄養教育において、学習者が設定する行動目標である。
- 110 栄養教育プログラムの実施に関する記述である。
- 111 ロコモティブシンドローム予防を目的として行う、骨粗鬆症検診受診者を対象とした栄養教育プログラムの評価と、評価の種類の組合せである。
- 112 メタボリックシンドローム改善を目的とした栄養教育の経済評価に関する記述である。
- 113 夏期に始業時刻を1時間早める職場において、朝食を食べる人を増加させるプログラムを計画している。
- 114 ソーシャルマーケティングの考え方を、大学生を対象とした栄養教育に応用した。
臨床栄養学
- 115 患者の栄養管理に関する記述である。
- 116 寝たきりの患者の身長を推定するための計測項目である
- 117 経腸栄養補給法が禁忌となる患者である。
- 118 静脈栄養補給法に関する記述である。
- 119 長期絶食患者への栄養補給開始後のモニタリングに関する記述である。
- 120 食品が医薬品に及ぼす影響に関する記述である。
- 121 医師から1,800kcal/日の指示で、糖尿病患者に対する栄養指導を行った。
- 122 5歳、女児。血清リン低値と長管骨の骨端線拡大のⅩ線像を認めた。
- 123 成人の肥満に関する記述である。
- 124 糖尿病治療薬とその主作用の組合せである。
- 125 炎症性腸疾患に関する記述である。
- 126 消化器疾患の栄養管理に関する記述である。
- 127 高血圧患者に対し、24時間蓄尿を行ったところ、1日尿中ナトリウム排泄量が200mEqであった。
- 128 CKD(慢性腎臓病)における成人の栄養管理に関する記述である。
- 129 透析患者の栄養管理に関する記述である
- 130 甲状腺機能亢進時に摂取を制限するものである。
- 131 神経性食欲不振症に関する記述である。
- 132 COPD(慢性閉塞性肺疾患)の病態と栄養管理に関する記述である。
- 133 貧血とその原因の組合せである。
- 134 骨粗鬆症に関する記述である。
- 135 食物アレルギーの病態と栄養管理に関する記述である。
- 136 消化管手術と合併症の組合せである。
- 137 広範囲熱傷患者の急性期の病態と栄養管理に関する記述である。
- 138 78歳、男性。改訂水飲みテスト3点。嚥下造影(VF)検査で、薄いとろみのついた水分は摂取できた。
- 139 10歳、女児。6歳で発病した1型糖尿病で、インスリン療法中である。
- 140 妊娠糖尿病患者の栄養管理に関する記述である。
- 141 妊娠20週の妊婦、28歳。身長 162 cm、 体重 62 kg(妊娠前体重57 kg)。 血圧135/85 mmHg、 蛋白尿(―)、 浮腫(―)。 前回妊娠時に妊娠高血圧症候群を指摘された。
- 142 高齢者の病態と栄養管理に関する記述である。
公衆栄養学
- 143 公衆栄養活動に関する記述である。
- 144 最近の国民健康・栄養調査結果からみた、成人の栄養素等の摂取状況に関する記述である。
- 145 わが国の食料需給に関する記述である。
- 146 健康増進法に規定されている施策の実施者に関する記述である。
- 147 公衆栄養活動に関係する法規の内容と法規名の組合せである。
- 148 栄養士法に基づく内容である。
- 149 国民健康・栄養調査の実施に関する記述である。
- 150 栄養・食生活に関して、健やか親子21(第2次)において示されている指標である。
- 151 公衆栄養活動に関係する国際的な施策とその組織の組合せである。
- 152 栄養疫学研究の内容と研究デザインの組合せである。
- 153 集団のアセスメントを目的とした食事調査における誤差要因と、その対策の組合せである。
- 154 地域集団を対象として、習慣的な食事摂取量の調査を行った。
- 155 市町村別に集計を行っている保健統計である。
- 156 近年小児肥満が増加しているA市では、小児肥満者の割合を減らす公衆栄養プログラムを実施することになった。
- 157 A市保健センターでは、高齢者の介護予防を目的とした集団栄養教育プログラムを5年間実施した。
- 158 高血圧の一次予防を目的とした公衆栄養プログラムの目標設定に関する記述である。
- 159 特定健康診査・特定保健指導における評価指標と評価の種類の組合せである。
- 160 特定健康診査・特定保健指導の企画に関する記述である。
給食経営管理論
- 161 給食のサブシステムとそのオペレーションシステムの組合せである。
- 162 介護保険法に基づく施設サービスにおける管理栄養士の業務である。
- 163 健康増進法により、特定給食施設において、定められた基準に従い適切な栄養管理を行わなければならないと規定された者である。
- 164 病院における入院時食事療養(Ⅰ)に関する記述である。
- 165 給食経営管理における献立に関する記述である。
- 166 病院給食の運営業務を外部委託する際の委託側のメリットである。
- 167 食単価契約をしている事業所給食の収支に関する記述である。
- 168 事業所給食におけるマーケティング・ミックスの4Pとその内容の組合せである。
- 169 給食施設における食事の摂取状況の評価項目と、その把握方法の組合せである。
- 170 事業所給食における、天候不順による野菜の価格高騰時の対応である。
- 171 クックサーブシステムにクックチルシステムを導入することにより、原価低減(コストダウン)できる費目である。
- 172 食材の在庫管理に関する記述である。
- 173 少量調理と比較した大量調理の特性に関する記述である。
- 174 豚汁を200食分作った。1食ごとの盛り付けの精度を効率的に管理する方法である。
- 175 クックサーブシステムの給食施設で、細菌性食中毒の発生を防ぐための対応である。
- 176 HACCPシステムに基づいた生産管理方法を構築するために必要な事項である。
- 177 災害時対策として、平常時から整備しておくべき事項である。
- 178 大型の加熱調理機器による調理方法と、その機器から食品への熱伝達方式の組合せである。
- 179 大量調理施設に導入することが望ましい構造と設備である。
- 180 事業所給食の食事環境の設計と設備に関する記述である。
応用力問題
- 30-181,182 次の文を読み「181」「182」に答えよ。
K病院に勤務する管理栄養士である。NSTラウンドで、肝硬変による腹水と脳症の治療のために1週間前に入院した患者のベッドサイドにいる。
患者は、70歳、男性。7年前にC型肝炎と診断され、治療していたが、昨年より肝硬変の状態であると告げられた。これまでに何度も入退院を繰り返している。
身長165cm、体重62kg、標準体重60kg、血圧142/92mmHg。空腹時血液検査値は、総たんぱく質5.9g/dL、アルブミン 2.6g/dL、血糖125mg/dL、AST 61 IU/L、ALT 45 IU/L、γGT 68 IU/L、総ビリルビン3.1mg/dL、アンモニア237μg/dL(基準値40~80)。
問181 この患者の栄養管理に関する記述である。
問182 NST医師より、肝機能低下が著しいため、LES (late evening snack)療法を開始する指示があった。 - 30-183,184 次の文を読み「183」、「184」、「185」に答えよ。
K介護老人福祉施設に勤務する管理栄養士である。利用者への食事支援を行っている。
利用者は、75歳、女性。70歳時に脳梗塞を発症し、N病院に入院した。退院後、自宅でごろごろしていることが多くなり、歩行が不自由になったため、2か月前に入所した。現在、食事は自立しており、普通食を食べている。最近、水を飲む際にむせるようになり、微熱が続いている。
問183 この利用者の食事形態を考えるうえで、優先されるアセスメント項目である。
問184 この利用者に提供すべき食事の形態である。
問185 この利用者の副食として、最も適切なのはどれか。 - 30-186,187 次の文を読み「186」、「187」に答えよ。
K小学校に勤務する管理栄養士である。養護教諭と学級担任から、Aさんの肥満改善について相談があった。
Aさんは、10歳4か月、男児。身長149cm、体重58.0kg、肥満度39.5%。入学時からの身長、体重測定データを、成長曲線上に整理した(図)。 図:(7本の線は、それぞれ下から3、10、25、50、75、90、97パーセンタイル値を示す)
問186 成長曲線に基づくアセスメント結果である。
問187 養護教諭の依頼により、Aさんの母親と面接することとなった。 - 30-188,189 次の文を読み「188」、「189」に答えよ。
K中学校に勤務する管理栄養士である。養護教諭から、陸上部の長距離競技をしているAさんについて相談を受けた。
Aさんは、14歳、男子。身長170cm、体重56kg。日常生活において、動悸、息切れを自覚するようになり、運動後に尿の色が褐色になることがあったという。医療機関を受診し、血液検査値は以下の通りであった。
赤血球数300×104/mm3、ヘモグロビン9.6g/dL、MCV 86fL(基準値79~100)、MCH 32pg(基準値26~34)、尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.9mg/dL。
問188 この男子中学生に認められる病態である。
問189 この男子中学生への対応方針である。 - 30-190,191 次の文を読み「190」、「191」に答えよ。
K介護老人福祉施設に勤務する管理栄養士である。認知症高齢者における栄養改善を図るために、食事支援を行っている。
利用者は、85歳、女性。5年前に認知症を発症し、施設入所した。6か月間で体重が2.5kg減少している。座位保持は可能であり、上肢に麻痺や拘縮はない。食事は普通食を自力摂取しているが、摂取率は約50%である。食事中に、ぼんやりしていることが多い。身長142cm、体重35kg、BMI 17.4kg/m2。
問190 本症例の食事中の行動について、認知症症例への食事支援という観点から、優先的に観察すべき行動である。
問191 栄養状態を改善するために優先すべき支援内容である。 - 30-192,193 次の文を読み「192」、「193」に答えよ。
K保育所に勤務する管理栄養士である。給食施役の衛生責任者である。
9月15日13時頃、複数の入所児童が次々に腹痛を訴え下痢の症状も出てきた。発熱はみられない。直ちに職員が保健所と体調不良児の保護者に連絡するとともに、管理栄養士は保健所の立入検査に備え、必要な書類の用意を開始した。検食を担当した職員の発症状況から、前日の昼食とおやつ、当日の昼食に、原因食品を放り込み、摂取状況及び発症状況を調査した(表)。
問192食中毒の原因として、考えられる微生物である。
問193 被害の拡大を防止する観点から、最初に行うべき対応である。 - 30-194,195 次の文を読み「194」、「195」に答えよ。
K社員食堂の運営を受託する給食会社に勤務する管理栄養士である。経営状態の改善を目的に、この施設の経営管理を任されることになった。経営状態を把握し、収益性を予測するために損益分岐点分析を行った。この施設のA期からB期への売上高、固定費、変動費の変化を表に示す。
問194 損益分岐点分析から導き出されるアセスメント結果は、変動費率【 a 】、損益分岐点売上高【 b 】、収益性【 c 】であった。【 】に入る正しいものの組合せはどれか。
問195 経営状態の改善を図るために考えた方策である。 - 30-196,197 次の文を読み「196」「197」に答えよ。
K病院に勤務する管理栄養士である。糖尿病と初めて診断された患者を対象に希望者を募って、月1回の糖尿病教室を開催している。教室の食事改善効果を学会で発表しようと考えている。なお、研究倫理委員会の承認を得ている。
問196 同じ月に糖尿病と診断されたが、教室に参加しなかった患者を対照群とすることにした。症例研究(ケーススタディ)
問197 食事内容の変化から教室の効果を検討し、学会で発表した。結果にバイアスをもたらす事項として強調すべき、研究の限界である。 - 30-198,199,200 次の文を読み「198」「199」、「200」に答えよ。
K市保健センターに勤める管理栄養士である。K市の健康推進プランの策定を担当することになった。
K市は勤労世代において、国民健康保険加入者の割合が他の自治体と比較して高い。
問198 次の表は、昨年のK市と県全体の40歳から65歳までの三大主要死因と各々の死亡者数である。
問199 K市の健康推進プランの侯補としてあがった目標である。
問200 K市住民の特性を考えた、健康推進プランでの重点的な取組である。
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