〇(1)閉経後は、骨吸収が亢進する。
⇒骨吸収を抑える働きがあるエストロゲンの分泌が減るため、閉経後に骨吸収は亢進する。
(2)ビスホスホネート薬は、骨吸収を抑制する。
⇒ビスホスホネート薬は、破骨細胞の活動を阻害し、骨吸収を抑制する。
〇(3)グルココルチコイドの長期投与は、リスクを高める。
⇒グルココルチコイドの作用
① 小腸からのカルシウム吸収の抑制
② 尿細管でのカルシウムの再吸収の抑制
③ エストロゲン分泌の抑制
これらの作用により、骨粗鬆症のリスクを高めるといわれている。
〇(4)カフェインは、リスク因子である。
⇒カフェインには利尿作用があるため、尿の排泄によるカルシウムの喪失が考えられる。
〇(5)ビタミンKを多く含む食品は、予防に推奨される。
⇒骨粗鬆症の予防のためには、特にカルシウム、ビタミンD、ビタミンKの摂取不足に注意する。