30-4 平均寿命、平均余命及び健康寿命に関する記述である。

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30-4 平均寿命、平均余命及び健康寿命に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)平均寿命は、その年に死亡した人の年齢を平均して算出できる。
(2)乳児の死亡率が低下すると、平均寿命も低下する。
(3)40歳の平均余命に40を加えた値は、平均寿命より大きい
(4)100歳の平均余命は、算出できない。
(5)健康寿命は、人口動態統計から算出できる。

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(1)平均寿命は、0歳児の平均余命のことである。

(2)乳児の死亡率が低下しても、平均寿命は低下しない。
 乳児の死亡率が低下すると、平均余命が上昇する。日本の平均余命は1955年までに急速に上昇したが、この理由としては乳児の死亡率の低下があるとされている。また、乳児死亡率について、乳児の抵抗力が弱く死亡しやすいことから、その地域の経済、教育、医療水準が反映される。

(3)40歳の平均余命に40を加えた値は、平均寿命より大きい
 平均寿命が例えば80歳だとしても、今現在40歳の人の平均余命は、一般的に、40年より長くなる。

(4)100歳の平均余命は、算出できる。

(5)健康寿命は、人口動態統計から算出できない。
 健康寿命とは平均寿命のうち、健康で活動的に暮らせる期間。健康寿命は「0歳平均余命-障害期間」として計算する。
 人口動態統計とは、出生・死亡などの人口の変動について調査するものである。


まとめ 

・ 平均余命 : その年齢の人が平均してあと何年生きるかを示した値
・ 平均寿命 : 0歳の平均余命


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