(1)エネルギーの摂取量…1200kcal/日では足りない。
「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると10~11歳の女児の推定エネルギー必要量は2100kcal/日である。
基本的にはエネルギー摂取量は標準体重×身体活動量で求められるが、小児の場合は、成長に伴う組織の増加を考慮する必要がある。
必要な摂取エネルギー量は思春期で最大となり、成人の場合では標準体重×身体活動量(軽労作25~30、中等度の労作30~35、重労作35~)で求められる。
〇(2)たんぱく質の摂取量は、60g/日とする。
⇒「日本人の食事摂取基準(2015年版)」を用いた場合→10~11歳の女児のたんぱく質摂取推奨量は50gである。
エネルギー比を用いた計算では、タンパク質15%として、2000kcal摂取した場合、「2000×0.15÷4=75 75g」
(3)脂質の摂取量
⇒脂質の摂取量はエネルギー摂取量の20~25%とする。
一日の摂取エネルギーを2000kcalとすると、45~55g/日が目安となる。
(4)炭水化物の摂取量
⇒炭水化物の摂取量はエネルギー摂取量の50~60%とする。
一日の摂取エネルギーを2000kcalとすると、250~300gが目安となる。
(5)食物繊維の摂取量
⇒「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、食物繊維は目標量として13g以上とされている。