30-41 貧血に関する記述である。

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30-41 貧血に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

(1)再生不良性貧血では、血中のハプトグロビンが増加する。

(2)巨赤芽球性貧血では、赤血球のDNA合成が障害される。

(3)悪性貧血では、内因子が増加する。

(4)溶血性貧血では、血中のビリルビンが増加する。

(5)鉄欠乏性貧血では、不飽和鉄結合能(UIBC)が低下する。

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(1)再生不良性貧血では、血中のハプトグロビンは〔 変化しない
ハプトグロビンは溶血などにより流出したヘモグロビンを肝臓に運ぶためのものです。
溶血性貧血の場合、血中ハプトグロビンはヘモグロビンを肝臓まで必死に運ぶため低下しますが
再生不良性貧血の場合は増加も低下もしません。
(2024.07.09 改訂 アヒル)

(2)巨赤芽球性貧血では、赤血球のDNA合成が障害される。

(3)悪性貧血は、内因子が減少する。
 悪性貧血は胃粘膜の萎縮による内因子の低下によりビタミンB12が欠乏することで生じる貧血である。

(4)溶血性貧血では、血中のビリルビンが増加する。

(5)鉄欠乏性貧血では、不飽和鉄結合能(UIBC)が増加する。
 不飽和鉄結合能(UIBC)とは、鉄と未結合状態のトランスフェリンに結合できる鉄の量のことである。鉄欠乏性貧血で鉄の量が減少すれば、未結合状態のトランスフェリンが増加するため、不飽和鉄結合能(UIBC)も増加する。


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