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第31回:応用力試験

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次の文を読み「181」、「182」に答えよ。

単独調理場方式のK小学校に勤務する管理栄養士である。学校に対して、Aさんの保護者から給食についての相談があった。Aさんは、この春に入学予定の男児。食物アレルギーがあり、家庭で複数の食品に対して食事制限を行っていることが、保護者から提出された調査票に記載されていた。

181 食物アレルギーを有する児童に対して、給食を提供する際の対応である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
182 この男児の給食への対応について、はじめに確認すべき事項である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

次の文を読み「183」、「184」に答えよ。

K大学に勤務する管理栄養士の資格を持つ教員である。学生支援部から学生の食生活改善のための事業を依頼された。学生の食生活調査の結果、男女とも野菜の摂取量が少なかった。そこで、学生を対象に、野菜摂取量の増加を目標に取組を行うことになった。表は、K大学学生を対象とした調査結果の一部である。

183 本調査結果をふまえて計画した栄養教育の内容である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
184 計画した栄養教育の内容にそった野菜摂取促進の取組である。最初に行うこととして、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

次の文を読み「185」、「186」、「187」に答えよ。

K健康保険組合に勤務する管理栄養士である。糖尿病予防教室を担当している。次回の教室のために、食物繊維摂取量と糖尿病の発症に関して発表された研究結果をもとに、教材のリーフレットを作成している。

185 リーフレットに引用する研究情報として重視される条件である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
186 図は、リーフレットに引用することに決めたコホート研究の結果である。図中の「95%信頼区間」についての説明である。正しいのはどれか。2選べ。
187 研究結果(図)の解釈である。正しいのはどれか。2選べ。

次の文を読み「188」、「189」に答えよ。

K保健所で働く管理栄養士である。管内の特定給食施設の指導・支援を担当している。W事業所より、以下のように平成27年2月分の栄養管理実施報告書が提出された。

188 この施設の栄養管理上の課題として挙げられるものである。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
189 W事業所とともに改善目標を設定し、保健所として行う支援である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

次の文を読み「190」、「191」に答えよ。

K病院に勤務する管理栄養士である。消化器内科病棟を担当して、入院患者の栄養管理を行っている。患者は、19歳、男性。3年前にクローン病を発症して治療を受けたあとは寛解が続いていた。しかし、一週間前より腹痛と下痢が続くようになり、このたび下血が認められたため再入院となった。
身長172 cm、体重60 kg。空腹時血液検査値は、赤血球数370×104/mm3、ヘモグロビン10.2 g/dL、ヘマトクリット36.0%、総たんぱく質6.6 g/dL、アルブミン3.4 g/dL、尿素窒素24 mg/dL、クレアチニン1.0 mg/dL、CRP 2.5 mg/dL。

190 この患者に対して、薬物治療とともに、経腸栄養剤を用いて栄養管理を行うことになった。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
191 患者に家庭の食卓によく出てくる料理を聞いた。その中で、退院後は控えるように、指導した方がよい料理である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

次の文を読み「192」、「193」、「194」に答えよ。

Kリハビリテーション病院に勤務する管理栄養士である。入院患者の栄養管理を行っている。患者は、75歳、女性。2か月前に脳梗塞を発症し、左片麻痺と嚥下障害に対するリハビリテーションが必要と判断されたために、胃瘻による栄養管理を施行され、本院に転院した。
身長151 cm、体重42 kg、血圧(服薬あり)144/94 mmHg。血清アルブミン値3.7 g/dL。

192 入院時より、半消化態栄養剤を1,200 kcal/日投与して体重は維持できていた。その後、4週間のリハビリテーションを行い、かなり動けるようになったが、体重が1 kg減少した。その際の対応として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
193 この患者の病棟から、「朝食時も昼食時も投与後に嘔吐した」と連絡があった。このまま嘔吐を繰り返した場合、特に注意すべき事項である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
194 嘔吐を回避するための手段として、半消化態栄養剤を変更することにした。最も適切なのはどれか。1つ選べ。 

次の文を読み「195」、「196」に答えよ。

K介護老人保健施設に勤務する管理栄養士である。食事時間には、入所者のミールラウンドを行い、栄養管理のための情報収集を行っている。
入所者は、75歳、男性。BMI 18.0 kg/m2。常食を自立摂取しているが、食事中にむせがあり、がらがら声になることがある。食事摂取量は減少し、6か月で10%の体重減少を認める。

195 この入所者に必要な栄養アセスメントである。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
196 栄養アセスメントの結果を踏まえ、ミールラウンドにおいて、注意して観察すべき事項である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

次の文を読み「197」、「198」に答えよ。

単独調理場方式のK小学校で働く管理栄養士である。800食規模のHACCP対応施設を新設することになり、その各室に設置する設備の計画を立てている。この施設の厨房の平面図と、食材、人、食器・食缶の流れを図に示す。

197 各室の配置に関する組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
198 この厨房における換気・空調および照明に関する記述である。正しいのはどれか。2選べ。

次の文を読み「199」、「200」に答えよ。

A市役所に勤務する管理栄養士である。大規模災害発生時の危機管理として、住民への食生活支援を担当する立場にある。20115年9月1日に発生した震度6強の地震により、9月7日現在、A市内では15の避難所に約3,000人の住民が生活している。すでに支援物資が届き始め、各避難所の避難者の特徴を把握し、巡回支援を行うところである。

199 自治体として行う各避難所への対応である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
200 災害が発生する前の平時に行うべき自治体としての対応である。誤っているのはどれか。1つ選べ。 

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