30-131 神経性食欲不振症に関する記述である。

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30-131 神経性食欲不振症に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)好発年齢は、30歳以下である。
(2)過食行動がみられる。
(3)月経異常がみられる。
(4)やせを起こす器質性疾患がない。
(5)リフィーディング症候群をきたすことはない。

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(1)好発年齢は、30歳以下である。
 ⇒10代で多く発症、95%は12~25歳の女性である。
  また、男性でも発症することがある。

(2)過食行動がみられる。
 ⇒30~50%に過食や嘔吐などの神経性大食症がみられる。

(3)月経異常がみられる。
 ⇒痩せの結果栄養不良となり、無月経などの内分泌代謝の異常がおきる。月経異常は女性では必発である。
 また、月経異常には月経周期の異常や、出血量の異常、無月経などがある。

(4)やせを起こす器質性疾患がない。
 
神経性食欲不振症の要因は、精神的なものである。やせを起こす器質性疾患としては悪性腫瘍や慢性膵炎、甲状腺機能亢進症、感染症などがある。

5)リフィーディング症候群をきたすことがある。
 ⇒リフィーディング症候群とは、 慢性的な栄養不良状態が続いている患者に積極的な栄養補給を行うことにより発症する一連の代謝合併症の総称。


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