第25回:栄養教育論

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106 保健信念モデル(ヘルスビリーフモデル)を応用した糖尿病の「罹患性の認知」を高める栄養教育に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 糖尿病合併症の足壊疽の写真を見せる。
(2) 糖尿病で入院した同年代の同僚の事例を紹介する。
(3) 糖尿病予防には、適正体重の維持が有効だと話をする。
(4) 宴席でのお酒の断り方を練習させる。
(5) 簡単にできる低エネルギー料理を紹介する。

107 学校給食の食べ残しを減らすことを目的とした取組と、行動科学の観点からみた概念や技法に関する組合せである。正しいのはどれか。
(1) 給食を全部食べた子どもに「よく食べたね」と - モデリング
 声をかける。
(2) クラスで協力して食べ残しを減らすよう、話 - 正の強化
 し合わせる。
(3) 嫌いなものでも食べられた経験を、授業中に - グループダイナミクス
 思い出させる。
(4) 残さず食べることは環境にも良いことを理解 - 結果期待
 させる。
(5) 上級生が下級生の良い手本となるように働き - 過去の成功体験
 かける。

108 行動変容段階モデルに基づいて、関心期(熟考期)から準備期へ変容段階を高める食生活支援に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)今の食生活を続けた場合の自分の姿を想像し、大変だと不安を感じてもらう。
(2)自分の食習慣が家族の健康に与える影響について、考えてもらう。
(3)食習慣を改善すると、メリットが大きいことに気づいてもらう。
(4)食習慣改善のサポートを家族に頼むように勧める。
(5)菓子の代わりに、果物を食べることを提案する。

109 地域住民に対する生活習慣病予防を目的とした、栄養教育プログラムの計画に関する記述である。誤っているのはどれか
(1)健康診断の結果から、地域住民の健康上の課題を把握する。
(2)フォーカスグループインタビューを行い、プログラム目標を設定する。
(3)重要度が高い場合は、実現可能性を考慮しなくてもよい。
(4)プログラムの実施前に、関係者は全員トレーニングを行う。
(5)プログラムの実施前に、評価指標と手段を決定する。

110 栄養教育を行う学習形態の特徴に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)フォーラムでは、学習者個人の特性を重視し、個別に問題を解決する。
(2)シンポジウムでは、立場の異なる講師から話を聞く。
(3)パネルディスカッションでは、学習者問で自由に討議をする。
(4)ブレインストーミングでは、学習者間で討議を行って結論を導く。
(5)ロールプレイでは、複数の講師が相互に討議を行う。

111 食事療法を拒否している患者に対する、栄養カウンセリングに関する記述である。受容的な態度を示す発言として、正しいのはどれか。
(1) 「食事療法は、やりたくないと思っていらっしゃるのですね。」
(2) 「食事療法をして、薬がいらなくなった方もいますよ。」
(3) 「今、食事療法を始めないと、合併症が心配ですね。」
(4) 「どんなことでも良いので、できることはありませんか。」
(5) 「私もお手伝いをしますので、一緒に頑張りましょう。」

112 栄養教育で現在使用されている教材の名称と策定機関の組合せである。正しいのはどれか。
(1)日本食品標準成分表  -  (独)国立健康・栄養研究所
(2)六つの基礎食品  -  文部科学省
(3)三色食品群  -  (社)日本栄養士会
(4)食事バランスガイド  -  厚生労働省・農林水産省
(5)糖尿病食事療法のための食品交換表  -  (社)日本医師会

113 栄養教育における自助集団(セルフヘルプグループ)に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1)同じ悩みや疾病など、何らかの問題を抱えた人や家族の集まりである。
(2)組織を形成して、社会的支援を受けることを目的とする。
(3)メンバー間に集団力学(グループダイナミクス)が、働く。
(4)メンバーからのモデリングにより、解決への道を探ることができる。
(5)支援を受けている人が、支援をする立場になることで成長する。

114 個人から組織や地域へと、ネットワークの構築が期待できる栄養教育の学習段階の発展に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)生活習慣病予防教室に参加した男性が、家族に禁煙を宣言し実行する。
(2)高血圧症の夫のために、妻が減塩食品を購入し、毎日の調理に利用する。
(3)一人暮らしをしている高齢の父親に、娘がバランス弁当を届ける。
(4)特定保健指導の積極的支援を受けた男性が、妻と一緒に毎日散歩を始める。
(5)肥満である町内会長が、商店街に「メタボ撲滅大作戦」の開催を働きかける。

115 男性サラリーマンの肥満解消を目的とした、栄養教育プログラムに対する評価の内容と種類に関する組合せである。正しいものの組合せはどれか。
a 多忙な就業状況でも実施できるプログラムであったか - 企画評価
b 生活の中で無理なく取り組めていたか - 影響評価
c 3食規則正しく食べるようになったか - 経済評価
d 適正体重に近づいてきているか - 結果評価
 (1) aとb (2) aとc (3) aとd (4) bとc (5) cとd

116  「母乳育児を成功させるための十か条(WHO/UNICEF、1989年)」に基づき、母親を支援する内容に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)分娩後30分以内に、赤ちゃんに、母乳をあげましょう。
(2)新生児には、水分を十分にあげましょう。
(3)赤ちゃんが母乳を欲しがっても、時間を限って飲ませましょう。
(4)授乳時以外は、赤ちゃんと別室にいるようにしましょう。
(5)授乳時以外は、赤ちゃんに、おしゃぶりを与えましょう。

117  「保育所保育指針(厚生労働省、平成20年改正)」の食育の推進に示されている記述である。誤っているはどれか。
(1)食事を楽しみあう子ども
(2)食べたいもの、好きなものが増える子ども
(3)自然のめぐみとして食材に感謝の気持ちをもつ子ども
(4)調理員との関わりや感謝の気持ちをもつ子ども
(5)三色食品群で、食べものを分けられる子ども

118 やせ傾向にある思春期女子を対象とした栄養教育で使用する教材と、その日的に関する組合せである。誤っているのはどれか。
(1) 経験者による無月経の話  -  極端な食事制限の弊害
(2) 身長・体重成長曲線の図  -  貧血予防法の知識
(3) ボディ・イメージの図   -  適正体重の認識のずれ
(4) 低出生体重児の割合の推移を示すグラフ -  子どもの将来の生活習慣病の警告
(5) 食事バランスガイドのリーフレット   -  望ましい食事の知識
  

119 栄養教育計画に関する記述である。[  ]に入る組合せとして、正しいのはどれか。肥満の対象者に対する栄養教育のプログラム目標を[ a ]とし、一般目標を[ b ]、行動目標を[ c ]と設定した。
   a             b            c
(1) 適正エネルギーを守る - 標準体重をめざす   - 間食を減らす
(2) 適正エネルギーを守る - 間食を減らす     - 標準体重をめざす
(3) 標準体重をめざす   - 適正エネルギーを守る - 間食を減らす
(4) 標準体重をめざす   - 間食を減らす     - 適正エネルギーを守る
(5) 間食を減らす     - 適正エネルギーを守る - 標準体重をめざす


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