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28-応用力試験

28-191,192 職域の健康保険組合が、平成24年度の特定健康診査結果を、特定保健指導の実施や評価のためにデータベース化し、分析した。

次の文を読み「191」、「192」に答えよ。
職域の健康保険組合が、平成24年度の特定健康診査結果を、特定保健指導の実施や評価のためにデータベース化し、分析した。
191データベース化に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1) データのバックアップをとらない。
(2) 個人を特定できる情報は記録しない。
(3) 平成23年度の特定健康診査データと比較できるようにする。
(4) レセプト(診療報酬明細書)データと連結させる。
(5) インターネットを通じてコンピュータ操作を行う。
192 血圧に関して集計した結果を表に示す。受診者における高血圧症有病者の割合である。正しいのはどれか。1つ選べ。
<図略>
(1) 20%
(2) 24%
(3) 28%
(4) 32%
(5) 36%

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28-193 たんぱく質の真の消化吸収率(%)である。/28-194 試験食に用いた米の栄養素に関する記述である。

次の文を読み「193」、「194」に答えよ。
 窒素を指標として、たんぱく質の消化吸収率を求めるために、成人男性を被験者として、米を用いた試験食によるバランス・スタディを行った。被験者は、エネルギー及び窒素の平衡状態にあり、試験食からの窒素摂取量10.0g/日、糞便中窒素排泄量1.6g/日、尿中窒素排泄量7.5g/日、及び皮膚、毛髪、爪からの窒素損失量0.9g/日であった。無たんぱく質食摂取時の糞便中窒素排泄量は1.0g/日であり、この値を内因性損失量(内因性排泄量)とした。
28-193 たんぱく質の真の消化吸収率(%)である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 75%
(2) 84%
(3) 90%
(4) 94%
(5) 96%
28-194 試験食に用いた米の栄養素に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 第1制限アミノ酸は、トリプトファンである。
(2) ビタミンB1含有量は、玄米に比べて精白米で多い。
(3) アミロペクチン含有量は、もち米に比べてうるち米で多い。
(4) 精白度が上昇すると、たんぱく質の見かけの消化吸収率は低下する。
(5) 精白度が上昇すると、カリウムの含有量は低下する。

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28-195 Aさんの特定健康診査における、ステップ2の追加リスクの数と…/28-196 Aさんの特定保健指導における初回面接の支援形態である。

次の文を読み「195」、「196」に答えよ。
 Aさん、53歳、女性。会社の特定健康診査の結果は、身長155cm、体重61kg、BMI 25.4kg/m2、腹囲91cm、血圧136/82mmHg、空腹時血糖値98mg/dL、血清中性脂肪値120mg/dL、血清HDL-コレステロール値58mg/dLであった。また、問診により以下のことが明らかになった。服薬なし。喫煙なし。通勤で30分程度歩いているが、日常的運動習慣はない。飲酒量は毎日缶ビール(350ml)1本。朝食を抜くことがある。
195 Aさんの特定健康診査における、ステップ2の追加リスクの数と保健指導レベルの組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
追加リスクの数   保健指導レベル
(1)  0 ――――――― 動機づけ支援
(2)  1 ――――――― 動機づけ支援
(3)  2 ――――――― 動機づけ支援
(4)  2 ――――――― 積極的支援
(5)  3 ――――――― 積極的支援
196 Aさんの特定保健指導における初回面接の支援形態である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1) 個別で1人15分
(2) 個別で1人30分
(3) グループ(8人以下)で30分
(4) グループ(8人以下)で60分
(5) グループ(8人以下)で90分

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28-197 この症例の病態に関する記述である。/28-198 この症例の食事療法に関する記述である。

次の文を読み「197」、「198」に答えよ。
46歳、男性。事務職。会社の健診で検査値の異常を指摘されて来院した。服薬なし。飲酒量は、毎日ビール大瓶2本。喫煙なし。身長168cm、体重84kg、ウエスト周囲長92cm、血圧136/88mmHg。空腹時の採血で血液検査値は、AST 36IU/L、ALT 64IU/L、γ-GTP 164IU/L、総コレステロール213mg/dL、HDL-コレステロール42mg/dL、トリグリセリド255mg/dL、血糖142mg/dL、インスリン10.4μU/mL、HbA1c 7.2%(NGSP)、クレアチニン0.76mg/dL。尿たんぱく(-)。腹部エコー検査で脂肪肝。
197 この症例の病態に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) BMIは、26.5kg/m2である。
(2) 血清LDL-コレステロール値は、120mg/dLと算出される。
(3) 収縮期高血圧である。
(4) インスリン依存状態である。
(5) 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)である。
198 この症例の食事療法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 摂取エネルギー量を2,400kcal/日とする。
(2) たんぱく質を0.6g/kg標準体重/日とする。
(3) 脂肪の摂取エネルギー比率を10%とする。
(4) 炭水化物の摂取エネルギー比率を55%とする。
(5) アルコール量をエタノール換算で50g/日とする。

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28-199 表1に基づき肉類の荷重平均エネルギー量(kcal/100g)を算出/28-200 表2を用いて、献立計画の改善提案のための評価を行った。

次の文を読み「199」、「200」に答えよ。
施設Aは、社員の昼食に複数定食を提供している特定給食施設である。施設の食品群別荷重平均成分表を利用して食品構成と栄養出納表を作成している。
 表1は、施設Aにおける1年間の肉類使用量割合とそれに対応する日本食品標準成分表2010の可食部100g当たりのエネルギー量である。
表2は、定食における10日間の栄養出納表の抜粋である。
<表は省略します。>
28-199 表1に基づき肉類の荷重平均エネルギー量(kcal/100g)を算出した。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 54
(2) 116
(3) 198
(4) 216
(5) 386
28-200 表2を用いて、献立計画の改善提案のための評価を行った。給与栄養目標量を下回る項目である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) エネルギー
(2) たんぱく質
(3) 脂質
(4) 炭水化物
(5) 食塩相当量

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