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29-76 栄養素の過剰摂取とその病態の組合せである。

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29-76 栄養素の過剰摂取とその病態の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)たんぱく質 ・・・・・・・・ クワシオルコル (kwashiorkor)
(2)脂質 ・・・・・・・・・・・・・・ 貧血
(3)ビタミンD ・・・・・・・・ 頭蓋内圧亢進
(4)カルシウム ・・・・・・・・ ミルクアルカリ症候群(カルシウムアルカリ症候群)
(5)銅 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ヘモクロマトーシス (hemochromatosis)

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(1)クワシオルコルは、タンパク質の欠乏が主な原因である。
 栄養失調症として、クワシオルコルやマラスムスがあるが、特にクワシオルコルではたんぱく質の摂取不足が著明である。

(2)脂質の過剰摂取は動脈硬化の要因となり、脳梗塞などの血管系の疾患に関与する。
 貧血は、鉄や葉酸、ビタミンの欠乏などによって起こる。

 ●鉄の欠乏 → 鉄欠乏性貧血
 ●葉酸の欠乏 → 悪性貧血(巨赤芽球性貧血)
 ●ビタミンB12欠乏 → 巨赤芽球性貧血(胃の全摘術後に起こりやすい。)

(3)頭蓋内圧亢進はビタミンA過剰摂取によって起こる。
 ビタミンDの欠乏は、クル病及び骨軟化症の原因となる。

(4)ミルクアルカリ症候群(カルシウムアルカリ症候群)は、カルシウムの過剰摂取による病態である。

(5)銅は先天的代謝異常による過剰症としてウィルソン病がある。
 ヘマクロマトーシスは、先天的な鉄の代謝異常による鉄の過剰な蓄積が原因となる。

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