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37-41 食物アレルギーに関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。

⑴ Ⅱ型アレルギーによって発症する。

⑵ 乳糖不耐症は、食物アレルギーである。

⑶ 口腔アレルギー症候群は、食物アレルギーの特殊型である。

⑷ 食物経口負荷試験は、自宅で行う。

問題引用元:厚生労働省. 『第37回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2023) . https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001063776.pdf, (2023年2月26日閲覧)

解答・解説を見る
⑴ 食物アレルギーは、主にIgE(免疫グロブリンE)によるⅠ型アレルギーによって発症します。

⑵ 乳糖不耐症は、乳糖(乳製品に含まれる糖分)を分解できない消化器の問題によるため、食物アレルギーとは異なります。

⑶口腔アレルギー症候群は、食物アレルギーの特殊型である。

正しい。口腔アレルギー症候群は、特定の食物に対するアレルギー反応が口やのどの周りで起きる珍しい症状です。

⑷食物経口負荷試験は、医療機関や専門家の監視下で行われる必要があります。

⑸アナフィラキシーショックは非常に重篤な状態であり、速やかなエピネフリン(アドレナリン)の投与が第一選択とされています。抗ヒスタミン薬だけでは対処しきれない緊急の病態です。

 

食物アレルギーとは

食物アレルギーは、特定の食品摂取に対して免疫系の異常反応が起きる病態のことです。通常、免疫系は体を守るために病原体に対抗する役割を果たしていますが、食物アレルギーの場合、免疫系が誤って食物を異物と認識し、攻撃的な反応を起こします。

典型的な食物アレルギーの症状には、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、じんましん(皮膚のかゆみと発疹)、呼吸困難、喉の腫れ、血圧の急激な低下などが含まれます。重篤な場合、アナフィラキシーショックとして知られる急激な全身反応が発生することもあります。これは緊急の医療処置が必要な状態です。

食物アレルギーの原因食品は個人によって異なりますが、一般的なアレルギーの原因食品には、卵、牛乳、大豆、小麦、魚介類、ピーナッツなどがあります。

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