コンテンツへスキップ

37-28 肝疾患の検査に関する記述である。

スポンサーリンク


37-28 肝疾患の検査に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

⑴ アルコール性肝炎では、血清 γ-GT 値は低下する。

⑵ ウイルス性慢性肝炎は、B 型肝炎ウイルスによるものが最も多い。

⑶ 肝硬変では、血清コリンエステラーゼ値は上昇する。

⑷ 非代償期の肝硬変では、血液中の BCAA 値が上昇する。

⑸ NASH の確定診断には、肝生検が必要である

問題引用元:厚生労働省. 『第37回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2023) . https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001063776.pdf, (2023年2月26日閲覧)

解答・解説を見る

 

⑴ アルコール性肝炎では、血小板やアルブミン値が低下するが、クレアチン、AST(GOT)、白血球、 γ-GT 値は上昇する。

⑵ ウイルス性慢性肝炎は、C型肝炎ウイルスによるものが約7割を占め最も多い。

C型肝炎ウイルスは、血液を通じて感染する。代表的な感染経路として、汚染された注射器の使いまわし、感染者の血液を用いた輸血などがある。

⑶ 肝硬変では、血清コリンエステラーゼ値は低下する。

⑷ 非代償期の肝硬変では、血液中の 分岐鎖アミノ酸(BCAA )値が低し、芳香族アミノ酸(AAA)値が増加する。

⑸ 非アルコール性脂肪肝炎(NASH) の確定診断には、肝生検が必要である。

肝生検では、皮膚の上から肝臓に針を刺して肝臓の組織の一部を採取し、顕微鏡で詳細に肝臓の組織を検査する手法。

スポンサーリンク


コメント

関連記事