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36-53 細菌性およびウイルス性食中毒に関する記述である。

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36-53 細菌性およびウイルス性食中毒に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

⑴ カンピロバクターは、鶏の消化管内には生息していない。

⑵ エルシニア・エンテロコリチカは、 5 ℃で増殖できない。

⑶ 黄色ブドウ球菌の毒素は、煮沸で容易に不活化される。

⑷ ノロウイルスは、60℃ 30 分間の加熱で容易に不活化される。

⑸ E 型肝炎ウイルスは、野生のシカの肉を生食することで感染する。

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⑴ カンピロバクターは、鶏の消化管内に生息している

カンピロバクター食中毒の原因食品として、加熱が不十分な鶏肉が代表的である。潜伏時間は1~7日と長く、主な症状には腹痛、下痢、発熱などがある¹。

⑵ エルシニア・エンテロコリチカは、 5 ℃でも増殖できる(0~44℃で増殖可能)。

エルシニア・エンテロコリチカは、豚、犬、猫などの腸管に存在する低温細菌である。潜伏期間は、半日~6日間で、主な症状は腹痛、発熱、下痢などである²。

⑶ 黄色ブドウ球菌の毒素は、100℃20分といった十分な煮沸しても容易に不活化されない。不活化するためには、210℃30分以上の加熱が必要である。

⑷ ノロウイルスは、85~90℃ 90秒以上の加熱で不活化される。

⑸ E 型肝炎ウイルスは、野生のシカの肉を生食することで感染する。

 

1 カンピロバクター・ジェジュニ/コリ|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局 (tokyo.lg.jp)

2 エルシニア・エンテロコリチカ|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局 (tokyo.lg.jp)

 

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