コンテンツへスキップ

29-139 糖尿病腎症患者の栄養指示量に関する記述である。

    スポンサーリンク


    29-139 糖尿病腎症患者の栄養指示量に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

    (1)病期第1期では、リンの摂取量を500mg/日とする。
    (2)病期第2期では、エネルギーの摂取量を35kcal/kg標準体重/日とする。
    (3)病期第3期で高カリウム血症があれば、カリウムの摂取量を4.0g/日とする。
    (4)病期第4期では、たんぱく質の摂取量を0.7g/kg標準体重/日とする。
    (5)病期第5期(血液透析)では、水分の摂取量を35mL/kgドライウェイト/日とする。

    解答・解説を見る

    (1)リンの摂取量は基本的にタンパク質(g)×15㎎とする。
     ⇒タンパク質摂取量60gであれば、60×15=900㎎ 
      病期第1期では特にリンの制限はしなくてよい。

    (2)病期第2期では、エネルギーの摂取量を25~30kcal/kg標準体重/日とする。

    (3)糖尿病腎症における病気第3期では、高カリウム血症があれば2000㎎/日以下とする。
     カリウムの摂取量は第1期~第3期までは制限はないが、第3期では高カリウム血症がみられる場合のみ2000㎎/日未満の制限がある。ステージ4では1500㎎/日未満、ステージ5及び血液透析中では2000㎎/日未満とする。

    (4)病期第4期では、たんぱく質の摂取量を0.7g/kg標準体重/日とする。
     ⇒糖尿病性腎症におけるタンパク質摂取量
     ● 第1・2期:1.0~1.2g/標準体重kg/日
     ● 第3期:0.8~1.0g/標準体重kg/日
     ● 第4期:0.6~0.8g/標準体重kg/日
     ● 透析中:0.9~1.2g/標準体重kg/日

    (5)病期第5期(血液透析)では、水分の摂取量を15mL/kgドライウェイト/日とする。
    ⇒できるだけ少なく、体重増加は適正体重の5%以内を目安に。

    スポンサーリンク


    コメント

    関連記事