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29-145 がん患者に関する記述である。

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    29-145 がん患者に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
    (1)緩和ケアは、がん診断初期から始まる。
    (2)食道癌根治術後患者では、誤嚥の危険性が高まる。
    (3)大腸癌術後のストマ(人工肛門)は、空腸に造設する。
    (4)血清α-フェトプロテイン (AFP)は、肝細胞癌の腫瘍マーカーとなる。
    (5)がん悪液質では、除脂肪量が減少する。

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    (1)緩和ケアは、がん診断初期から始まる。
    【緩和ケア】
    疼痛軽減など、対症療法を主とした医療行為。緩和医療。患者とその家族の肉体的・精神的苦痛を和らげ、生活の質(QOL)の維持・向上を目的とする。

    (2)食道癌根治術後患者では、誤嚥の危険性が高まる。
    ⇒術後は一時的な反回神経麻痺による嚥下の障害による誤嚥、さらに胃からの逆流による逆流誤嚥の危険性がある。

    (3)大腸癌術後のストマ(人工肛門)は、結腸もしくは小腸及び回腸に造設する。

    (4)血清α-フェトプロテイン (AFP)は、肝細胞癌の腫瘍マーカーとなる。

    (5)がん悪液質では、栄養状態の低下などが原因となり除脂肪量が減少する。
    『がん悪液質とは?』
    「悪液質(あくえきしつ)」とは、ガンによる機能的障害が進行した病態を指します。ガン細胞からの分泌物質によって、慢性炎症、代謝異常、免疫異常、内分泌異常、脳神経異常などが生じます。これらの正常な生命活動をする機能が傷害されることで、体は衰弱し精神は消耗します。ガンが進行悪化して患者さんのQOL(生活の質)を低下させる体力的に非常に厳しい状態が「悪液質」です。(引用:ガンの辞典より)

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