34-55 食中毒の原因となる細菌およびウイルスに関する記述である。

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34-55 食中毒の原因となる細菌およびウイルスに関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

(1)リステリア菌は、プロセスチーズから感染しやすい。

(2)サルモネラ菌は、偏性嫌気性の細菌である。

(3)黄色ブドウ球菌は、7.5% 食塩水中で増殖できる。

(4)ボツリヌス菌の毒素は、100℃、30 分の加熱で失活しない。

(5)ノロウイルスは、カキの中腸腺で増殖する。

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(1)リステリア菌は、ナチュラルチーズから感染しやすい。

リステリア菌は熱に弱いため、加熱処理して作られるプロセスチーズからは感染しにくい。

(2)サルモネラ菌は、通性嫌気性の桿菌である。

(3)黄色ブドウ球菌は、7.5% 食塩水中で増殖できる。

(4)ボツリヌス菌の毒素は、100℃、10 分の加熱で失活するが、芽胞は耐熱性であり100℃、10 分の加熱では失活しないものが多い。

ボツリヌス菌は、耐熱性の芽胞を形成する菌であり、菌の型によって、熱抵抗性が異なる。例えば、A型菌であれば120℃で4 分、C,D型菌であれば100℃で15 分、 E型菌であれば80℃で10分で失活する。

(5)ノロウイルスは、ヒトの小腸上皮細胞内で増殖する。


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