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33-137 23歳、女性。身長150cm、体重34kg(標準体重50kg)、BMI15.0kg/m2。2週間以上、ほとんど摂食できていない神経性やせ症の患者である。

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    33-137 23歳、女性。身長150cm、体重34kg(標準体重50kg)、BMI15.0kg/m2。2週間以上、ほとんど摂食できていない神経性やせ症の患者である。緊急入院させ静脈栄養管理となった。輸液開始時に投与する1日当たりのエネルギー量である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

    (1) 500kcal/日
    (2)1,000kcal/日
    (3)1,500kcal/日
    (4)2,000kcal/日

    解答・解説を見る

    最も適切なのは、(1) 500kcal/日であると考えられる。

     

    この患者は、2週間以上なにも摂食していないため、主なエネルギー源としてケトン体や遊離脂肪酸を消費している。

    このようなときの急な大量の栄養素の投与はリフィーディング症候群のリスクがあるため、少量からはじめ徐々に量を増やしていくことが必要であると考えられる。

     

    〔補足〕成人の神経性やせ症の重症度分類

    軽 度:BMI17kg/m2以下
    中等度:BMI16~16.99kg/m2
    重 度:BMI15~15.99kg/m2
    最重度:BMI15kg/m2未満

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