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33-128 非代償性肝硬変で上昇する項目である。

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33-128 非代償性肝硬変で上昇する項目である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)血清総コレステロール値
(2)血中アンモニア値
(3)フィッシャー比
(4)血漿膠質浸透圧
(5)早朝空腹時の呼吸商

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非代償性肝硬変の血液検査所見

上昇:ビリルビン値、プロトロンビン時間(延長)
低下:アルブミン値、コリンエステラーゼ、血小板数、コレステロール、血漿膠質浸透圧

(1)血清総コレステロール値は、低下する。

血清コレステロールはほとんどが肝臓で合成されるため、肝臓の機能が低下するとコレステロールの合成が低下する。

(2)血中アンモニア値

(3)フィッシャー比

非代償性肝硬変では、分岐鎖アミノ酸が低下するとともに、フィッシャー比(BCAAとAAAの比率)は低下を示す。

(4)血漿膠質浸透圧

アルブミン値の低下に伴い、血漿膠質浸透圧も低下を示す。

(5)早朝空腹時の呼吸商

非代償性肝硬変では、肝臓でのグリコーゲンの貯蔵量が減少しているため、
早朝空腹時は、エネルギーとしての糖質の利用が低下し脂質の利用が増え、呼吸商は低下を示す。

 

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