24-72 食中毒原因微生物に関する記述である。

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24-72 食中毒原因微生物に関する記述である。正しいのはどれか。

(1) ボツリヌス菌は、pH 6.5以下では増殖しない。
(2) 黄色ブドウ球菌の毒素は、100℃、3分間の加熱で不活性化される。
(3) サルモネラ菌は、60℃、30分間の加熱で死滅する。
(4) カンピロバクターに感染すると、約5時間で発症する。
(5) 腸炎ビブリオの増殖は、3%塩化ナトリウム溶液で抑止できる。

解答・解説を見る

(1) ボツリヌス菌は、pH 4.5以下では増殖しない。

ボツリヌス菌は、真空包装食品や瓶詰などを原因食品とした発生が報告されている。また、乳児では蜂蜜による乳児ボツリヌス症を防止するため、一歳未満の乳児には蜂蜜を与えてはいけない。ボツリヌス菌は、耐熱性の芽胞を形成する。

(2) 黄色ブドウ球菌の毒素であるエンテロトキシンは、加熱で不活化されない。

(3) サルモネラ菌は、60℃、30分間の加熱で死滅する。

(4) カンピロバクターに感染すると、2,3日(長くて一週間程度)で発症する。

(5) 腸炎ビブリオの増殖は、3%塩化ナトリウム溶液で促される。

 腸炎ビブリオは、好塩菌であるため3%塩化ナトリウム溶液で良く増殖する。

 腸炎ビブリオの食中毒防止のためには、食品を真水で洗う。


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