29-85 ビタミンの栄養に関する記述である。


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29-85 ビタミンの栄養に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)エネルギー消費量が多いと、ナイアシンの必要量は増加する。

(2)たんぱく質の摂取量が多いと、ナイアシンの必要量は増加する。

(3)たんぱく質の異化が亢進すると、ビタミンB6の必要量は増加する。

(4)核酸の合成が亢進すると、葉酸の必要量は増加する。

(5)日照を受ける機会が少ないと、ビタミンDの必要量は増加する。

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(1)エネルギー消費量が多いと、ナイアシンの必要量は増加する。
 ナイアシンは、エネルギー産生に関与する補酵素としての働きがあり、食事摂取基準においてもエネルギー当たりでの必要量が策定されている。また、ナイアシンは必須アミノ酸であるトリプトファンからもわずかに生合成される。

(2)たんぱく質の摂取量が多いと、ナイアシンの必要量は減少する。
 ナイアシンは、必須アミノ酸であるトリプトファンからも生成されるので、タンパク質の摂取量が増えればその分トリプトファンも摂取されることから、ナイアシンの必要量は減少する。
トリプトファン60㎎からは、1㎎のナイアシンが生合成される。

(3)たんぱく質の異化が亢進すると、ビタミンB6の必要量は増加する。
 ビタミンB6は、細胞内ではピリドキサールリン酸やピリドキサミンリン酸として存在している。これらは、アミノ酸の代謝に必要な補酵素であることから、タンパク質の摂取量の増加やタンパク質の異化の亢進に伴ってビタミンB6の必要量は増加する。

(4)核酸の合成が亢進すると、葉酸の必要量は増加する。
 核酸の合成には、ビタミンB12と葉酸が必要である。

(5)日照を受ける機会が少ないと、ビタミンDの必要量は増加する。
 ビタミンDには、植物由来のビタミンD2と動物由来のビタミンD3がある。
・ビタミンD2:プロビタミンD2(エルゴステロール)に紫外線が当たることによって生成。これは植物内での反応であるためヒトが日照を受けても生成されることは無い。
・ビタミンD3:プロビタミンD3(7-デヒドロコレステロール)がヒトの皮膚表皮で紫外線に当たることで生成。
日照を受ける機会が少なければ、ビタミンD3が生合成されないため、必要量は増加する。


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