追試25-31 体温に関する記述である。

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追試25-31 体温に関する記述である。正しいのはどれか。

(1) 体温調節の中枢は、中脳にある。

(2) 健常女性の基礎体温は、卵胞期より黄体期が低い。

(3) 体温の日内変動をみると、午前10時ころに最高値を示す。

(4) 直腸温は、腋窩(腋下)温よりも高い。

(5) 発熱時には、エネルギー代謝は低下している。

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(1) 誤り:体温調節の中枢は、視床下部にある。

体温調節中枢は、視床下部の視索前野・前視床下部にある。間脳に属す視床下部は、体温調節などの自律機能、摂食などの本能行動、自律神経や内分泌機能を調節する。

(2) 誤り:健常女性の基礎体温は、卵胞期より黄体期が高い。

月経終了から、卵胞が成熟して排卵するまでを卵胞期といい、排卵後、卵胞から黄体ができてから月経までを黄体期という。黄体が分泌するプロゲステロンは、子宮内膜の分泌腺を活発にして着床・妊娠の環境を整えると同時に、体温を上昇させる。

(3) 誤り:体温の日内変動をみると、午後3~6時頃に最高値を示す。

体温は1日で変動し、午前3~6時頃の早朝には最低値、午後3~6時頃の夕方には最高値を示す。変動差は約1℃以内である。

(4) 正しい

体温は体の中心部に近いほど高くなる。直腸は腋窩(わき)よりも中心部に近く、腋窩温(36.5~37.5℃)より0.5~1℃ほど高い。また外気温の影響がないため、熱が逃げにくい。

(5) 誤り:発熱時には、エネルギー代謝は亢進している。

エネルギー代謝とは、摂取した栄養素を燃焼し、運動エネルギー(ATP)や熱エネルギーを産生する反応である。そのため、エネルギー代謝が進むと体温は上がる。


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