スポンサーリンク
追試25-24 代謝とその調節に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) グルカゴンは、糖新生を抑制する。
(2) トリヨードチロニン(T₃)は、核内受容体に結合する。
(3) フィブリンは、プロトロンビンをトロンビンに変換する。
(4) レニンは、アンギオテンシンⅠをアンギオテンシンⅡに変換する。
(5) ピルビン酸脱水素酵素は、フルクトース6-リン酸によるフィードバック制御を受ける。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
追試25-24 代謝とその調節に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) グルカゴンは、糖新生を抑制する。
(2) トリヨードチロニン(T₃)は、核内受容体に結合する。
(3) フィブリンは、プロトロンビンをトロンビンに変換する。
(4) レニンは、アンギオテンシンⅠをアンギオテンシンⅡに変換する。
(5) ピルビン酸脱水素酵素は、フルクトース6-リン酸によるフィードバック制御を受ける。
グルカゴンは膵臓のランゲルハンス島にあるα細胞で産生されるペプチドホルモンである。肝臓のグリコーゲン分解と糖新生を促進し、血糖値を上昇させる。
〇(2) 正しい
ヨウ素を3つ持つT3と4つ持つサイロキシン(T4)は甲状腺ホルモンである。T4が肝臓などで脱ヨード化され、T3になると作用を発揮する。T3は核内の甲状腺ホルモン受容体に結合して遺伝子発現を調節する。
(3) 誤り:第Ⅹ因子は、プロトロンビンをトロンビンに変換する。凝固系の連鎖(カスケード)反応で活性化された第Ⅹ因子がプロトロンビンをトロンビンに変換し、トロンビンがフィブリノーゲンをフィブリンに変換する。
(4) 誤り:レニンはアンギオテンシノーゲンをアンギオテンシンⅠに変換する。レニンは腎臓の糸球体で作られるプロテアーゼで、アンギオテンシノーゲンを分解してアンギオテンシンⅠに変換する。アンギオテンシンⅠはアンギオテンシン変換酵素によってアンギオテンシンⅡとなり、血管収縮とナトリウム再吸収を促進し、血圧が上がる。
(5) 誤り:ピルビン酸脱水素酵素(PDH)は、アセチルCoAやNADH、ATPによるフィードバック制御を受ける。PDHはピルビン酸をアセチルCoAに変換する。細胞内のエネルギーが十分な場合(高濃度のアセチルCoAやATP)または嫌気的環境(高濃度NADH)では、アセチルCoAやATP、NADHからフィードバック制御を受ける他、PDHキナーゼによる阻害も受ける。
スポンサーリンク