RTPとは? 


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RTP(Rapid turnover protein)

RTP(Rapid turnover protein)とは、肝臓で合成される半減期の短いタンパク質のことをいう。
RTPは主にトランスフェリン(Tf)、レチノール結合蛋白(RBP)、トランスサイレチン(プレアルブミン、PA)の3種類がある。
※半減期とはある成分が、血中濃度が半減するまでの時間のこと


  トランスフェリン:基準範囲 200~400㎎/dl)

 ・ 半減期は7日と短い
 ・ 血中での鉄イオンの運搬に関与するため、鉄代謝の影響を受けやすい。

 低値を示す疾患 : 先天性無トランすフェリン血症、栄養障害、重症肝障害、感染症
 高値を示す疾患 : 鉄欠乏性貧血、真性多血症(妊娠)

  レチノール結合蛋白(RBC):基準範囲 3~7㎎/dl

 ・ 半減期は16時間と短く、栄養状態を感度よく表す。
 ・ 肝胆道系疾患で減少し、糸球体濾過能の影響を受け腎疾患では増加する。

 低値を示す疾患 : ビタミンA欠乏症、吸収不良症候群、重症肝障害、閉塞性黄疸、甲状腺機能亢進症、感染症、外傷
 高値を示す疾患 : 腎不全、脂肪肝、高脂血症

  トランスサイレチン(TTR):基準範囲10~40㎎/dl

 ・ 半減期は1.9日と短く、蛋白質の摂取量を鋭敏に反映する。
 ・ 急性炎症や感染症で減少
 ・ TTPは肝臓で作られているため、肝機能障害で減少。

 低値を示す疾患 : 栄養摂取不足、術後栄養不足、重症肝障害、感染症、重症腫瘍、妊娠
 高値を示す疾患 : 腎不全、ネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症

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