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25-72 下記の表示のあるお弁当を200名が食べたところ、12時間後に60名が下痢と共に下腹部の腹痛を訴えた。この原因として考えられるのはどれか。

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    25-72 下記の表示のあるお弁当を200名が食べたところ、12時間後に60名が下痢と共に下腹部の腹痛を訴えた。この原因として考えられるのはどれか。

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    <名称> 幕の内弁当
    <原材料名>
      ご飯、鶏唐揚げ、煮物(里芋、人参、はまぐり、ごぼう)、マグロ照焼き、エビフライ、ポテトサラダ、調味料(しょう油、アミノ酸等)、pH調整剤、グリシン、香料(原材料の一部に卵、小麦、大豆を含む)
    <消費期限> おもて面に記載
    <保存方法> 冷暗所に保存してください。
    <販売者> 株式会社○○○ 東京都××区××1-5-3 製造所固有記号はおもて面に記載

    (1) マグロによるアレルギー
    (2) エビによるアレルギー
    (3) ウェルシュ菌による食中毒
    (4) 腸管出血性大腸菌による食中毒
    (5) カンピロバクターによる食中毒

    解答・解説を見る

    ・ 発症が12時間後
    ・ 下痢、下腹部痛

    この2点に注目して原因を考えよう。

    (1) マグロによるアレルギー

     マグロによるアレルギー及び食物アレルギーの主症状は、皮膚症状や呼吸器症状などであり、食物アレルギーによる症状発症までの時間はほとんどが1時間以内と短い。

    (2) エビによるアレルギー

    (3) ウェルシュ菌による食中毒

     ウェルシュ菌はカレーやシチュー、煮物などの煮込み料理で発生しやすい。12~24時間と潜伏期間が短いのも特徴である。

    (4) 腸管出血性大腸菌による食中毒(潜伏期は2~5日)

     また、東京都の食品安全サイト「食品衛生の窓」によれば、"潜伏期間は平均4~8日で、症状は激しい腹痛で始まり、数時間後に水様下痢を起こすことが多い。腸管出血性大腸菌O157は、牛などの家畜が保菌している場合があり、これらの糞便に汚染された食肉からの二次汚染により、あらゆる食品が原因となる可能性があります。過去には、牛肉及びその加工品、サラダ、白菜漬け、井戸水等による食中毒事例があります。”といわれている。

    (5) カンピロバクターによる食中毒

     カンピロバクターの潜伏期間は2~5日で、主な原因食品は鶏肉である。

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