追試25-50 免疫グロブリンに関する記述である。

スポンサーリンク


追試25-50 免疫グロブリンに関する記述である。正しいのはどれか。

(1) ⅠgEは、感染後、最初に血中に現れる抗体である。

(2) ⅠgAは、免疫グロブリンの中で血中濃度が最も高い。

(3) ⅠgMは、Ⅰ型アレルギーに関与する。

(4) ⅠgGは、胎盤を通過する

(5) ⅠgDは、分子量が最も大きい。

解答・解説を見る

 

(1)     誤り:IgMは、感染後、最初に血中に現れる抗体である。

IgMは抗体が5つ集合した五量体で、抗原との結合力が強いため、抗原の情報が十分に得られていない初期段階でも免疫反応を行う。IgEはアレルギーに関与する。

(2)     誤り:IgGは、免疫グロブリンの中で血中濃度が最も高い。

IgGは血中に多く存在し、免疫グロブリンの約80%を占める。IgAは粘膜や初乳に多く、病原体の侵入防止や、新生児の消化管における感染防御の役割がある。

(3)     誤り:IgEは、Ⅰ型アレルギーに関与する。

Ⅰ型アレルギーとは、アレルゲン侵入時のB細胞によるIgE分泌と、それに後続するマスト細胞の活性化によるものである。IgEがマスト細胞に結合し、ヒスタミンなどの化学物質を分泌させる。

(4)     正しい

抗体の中で胎盤を通過できるのはIgGのみである。胎児は母親からIgGを受け取り、新生児の感染防御に働く。

(5)     誤り:IgMは、分子量が最も大きい。

IgMは抗体が5つ集合した五量体であり、抗体の中では最も分子量が大きい。

 


スポンサーリンク


Insert math as
Block
Inline
Additional settings
Formula color
Text color
#333333
Type math using LaTeX
Preview
\({}\)
Nothing to preview
Insert