38-55 食品添加物とその用途の組合せである。

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38-55 食品添加物とその用途の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

 

⑴ グルコノデルタラクトン   豆腐用凝固剤

⑵ ソルビン酸カリウム     酸化防止剤

⑶ ステビア抽出物       栄養強化剤

⑷ ナイシン          甘味料

⑸ イマザリル         保存料

 

厚生労働省. 『第38回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2024) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001218343.pdf, (2024年8月13日閲覧)

 

解答・解説を見る

 

食品添加物の問題は全てを覚えようとするとキリがないので
過去問に登場しているものをしっかりと覚えておくことが重要です。
過去に登場したものが、そのまま正解として登場していたり、
誤肢として登場し、消去法にできるからです。

また、参考書に載っている一覧表をいきなり全部覚えようとしても
頭に入らないので過去問周回をしつつ、
その都度、表に戻って勉強するのがベターだと思います。

 

⑴ グルコノデルタラクトン   豆腐用凝固剤

正しい文章です。豆腐の凝固剤としては塩化マグネシウム(にがり)が用いられてきましたが

近年、グルコノデルタラクトンという凝固剤も使われるようになりました。

これは主に充填豆腐(パックの中に水がほとんどなくみっちりと豆腐が入っているやつ)の製造に用いられます。

※にがりで固める充填豆腐もあります。

 

⑵ ソルビン酸カリウム     保存料

保存料は

ソルビン酸カリウム

安息香酸(もしくは安息香酸ナトリウム)

ナイシン

の3種類を覚えておけばいいと思います。

余力があればグリシンも。

 

⑶ ステビア抽出物       甘味料

甘味料は

ステビア抽出物

アスパルテーム

サッカリン

カンゾウ抽出物(グリチルリチン)

を覚えておきましょう。

カンゾウは「肝臓」ではなく「甘草」と書きます。
38-48の構造式選択肢(5)がグリチルリチンです。(覚えなくていいです)

 

⑷ ナイシン          保存料

(2)の解説に同じです。

 

⑸ イマザリル         防カビ剤

防カビ剤として、

イマザリル

TBZ(チアベンダゾール)

オルトフェニルフェノール

ジフェニル

などが挙げられます。上記3つはしっかり覚えておきましょう。

 

 

補足ですが、

「用途名と物質名を併記しなければいけないもの」→「甘味料(ステビア抽出物)」etc…

「一括名表示」→「豆腐用凝固剤」etc…

「物質名のみ」→「ソルビトール」etc…

など、表記の仕方が問われることもあるので確認しておきましょう。

 

類似問題

36-56 食品添加物に関する記述である。

35-57 食品添加物に関する記述である。

34-58 わが国における食品添加物の使用に関する記述である。

33-58 食品添加物に関する記述である。

32-60 食品添加物とその用途の組合せである。

30-59 食品添加物とその用途の組み合わせである。

 

文責:アヒル


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