37-29 循環器系の構造と機能に関する記述である。

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37-29 循環器系の構造と機能に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

⑴ 左心室の壁厚は、右心室の壁厚よりも薄い。

⑵ 洞房結節は、左心房にある。

⑶ 胸管は、右鎖骨下動脈に流入する。

⑷ 門脈を流れる血液は、動脈血である。

⑸ 血圧上昇により大動脈弓の圧受容体が刺激されると、心拍数は低下する。

問題引用元:厚生労働省. 『第37回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2023) . https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001063776.pdf, (2023年2月26日閲覧)

解答・解説を見る

循環器系の中心を担う臓器は、心臓である。全身を循環した静脈血は右心房から右心室に入りに達する。肺でガス交換が行われたあと、酸素を豊富に含む血液が肺静脈から左心房左心室へ達し、全身へと血液が運ばれて酸素が供給される¹。

⑴ 左心室の壁厚は、右心室の壁厚よりも厚い

右心室は全身へと血液を供給するポンプのような役割があるため、左心室と比べて壁厚が厚くなっている。

⑵ 洞房結節は、右心房の上大静脈の入り口近くにある。

洞房結節は、心臓の刺激電動系を構成する組織の一つである。刺激電動系とは、心臓が働き続けるために必要な電気活動を調節している組織で構成され、洞房結節、房室結節、ヒス束、左脚、右脚、プルキンエ線維が含まれる¹。

⑶ 胸管は、左鎖骨下静脈に流入する。

⑷ 門脈を流れる血液は、静脈血である。

消化管の静脈は3本の血管にまとめられて門脈となって肝臓へ入る¹。

⑸ 血圧上昇により大動脈弓の圧受容体が刺激されると、心拍数は低下する。

 

参考文献

  1. 河田ら(2020).栄養科学シリーズNEXT 人体の構造と機能 解剖生理学 第3版.講談社.


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