37-23 疾患に伴う変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
⑴ 壊死は、炎症を引き起こす。
⑵ 急性炎症では、血管透過性は低下する。
⑶ 腸上皮化生は、小腸で見られる。
⑷ 播種は、良性腫瘍の進展様式である。
⑸ 植物状態では、脳幹の機能が失われている。
問題引用元:厚生労働省. 『第37回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2023) . https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001063776.pdf, (2023年2月26日閲覧)
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〇⑴ 壊死は、炎症を引き起こす。
⑵ 急性炎症では、
血管透過性は
亢進する。
血管透過性とは、血管壁を物質が通過する性質のことを表し、血管透過性が亢進すると、通常では血管壁を透過しないような分子の大きい物質も血管壁を透過できるようになる。
⑶ 腸上皮化生は、
胃で見られる。
化生=別の組織に「化けて生まれる」こと。
胃の「腺上皮」が 本来小腸などで見られる「腸上皮」に「化けて生まれる」
(2024.07.09 改訂 アヒル)
⑷ 播種は、
悪性腫瘍の進展様式である。
⑸ 植物状態では、脳幹の機能は
保たれている。
脳死判定の基準には、 深昏睡、瞳孔の散大・固定、平坦脳波、自発呼吸の停止、脳幹反射消失などがある。
類似問題
24-33 炎症についての記述である。