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血管透過性(けっかんとうかせい)とは?

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 血管透過性とは?

 血管透過性とは、血管壁を物質が通過する性質のことを表し、血管透過性が亢進すると、通常では血管壁を透過しないような分子の大きい物質も血管壁を透過できるようになる。

​ 血管透過性はどのようなときに亢進するか?

 血管透過性は、熱傷アレルギー(プロスタグランジンやロイコトリエンなどの産生)などの炎症などによって亢進する。

 血管の内側は、血管内皮細胞で覆われているが、通常、水や低分子の物質はこの血管内皮細胞を通過できるのに対して、血漿タンパク質のような分子量の大きい物質は通過できない。

 しかし、アレルギー反応や炎症によって血管透過性が亢進すると血管内皮細胞の収縮により隙間ができ、分子量の大きい物質も通過できるようになる。

​ 管理栄養士国家試験での出題傾向

「血管透過性」は、管理栄養士国家試験においては、熱傷との関連がよく出題されています。

「血管透過性」を過去問で確認しよう!

30-137 広範囲熱傷患者の急性期の病態と栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)血管透過性は、低下する。
(2)尿中窒素排泄量は、減少する。 
(3)高血糖をきたす。
(4)水分を制限する。
(5)NPC / N(非たんぱくカロリー窒素比)を、健常時より高くする。

解説 

広範囲熱傷では、サイトカインの放出などにより血管透過性は高くなります。

26-146 クリティカルケアに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1) 熱傷患者では、水分喪失量が増加する。
(2) 熱傷患者では、血管透過性が亢進する。
(3) 全身性炎症反応症候群(SIRS)では、エネルギー代謝が亢進する。
(4) 外傷時には、たんぱく質異化が亢進する。
(5) 肝性脳症発現時には、血中分枝アミノ酸が増加する。

解説

  (2)文の通り、熱傷患者では血管透過性が亢進します。

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