29-163 日本人の食事摂取基準(2010年版)における集団の食事改善計画の基本的な考え方である。

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29-163 日本人の食事摂取基準(2010年版)における集団の食事改善計画の基本的な考え方である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)エネルギーの過剰摂取を防ぐために、エネルギー摂取量の平均値を推定エネルギー必要量未満にする。
(2)エネルギー摂取の過不足を防ぐために、BMIの平均値を正常範囲内にとどめる。
(3)栄養素の摂取不足を防ぐために、集団の平均摂取量を推定平均必要量 (EAR)付近まで改善させる。
(4)栄養素の過剰摂取を防ぐために、集団全員の摂取量を耐容上限量 (UL)未満にする。
(5)生活習慣病の一次予防のために、集団の平均摂取量を目標量 (DG)の範囲内にする。

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日本人の食事摂取基準とは

 健康な個人または集団を対象として、国民の健康の維持・増進、生活習慣病の予防を目的とし、エネルギー及び各栄養素の摂取量の基準を示すもの。


(1)エネルギーの過剰摂取を防ぐためには、目標とするBMIを上回っているものの割合を算出し、それらを範囲内に留めるための摂取量を設定する。
 成人の推定エネルギー必要量は、基礎代謝量(kcal/day)に身体活動レベルを乗ずることで求めることができる。

(2)エネルギー摂取の過不足を防ぐために、BMIの分布を正常範囲内にとどめる。
 平均値を用いるのは、適切ではない。なぜなら、かなり高い数字(肥満)やかなり低い数字(やせ)のものがいたとしても、平均値ではわかりにくいからである。

(3)栄養素の摂取不足を防ぐために、集団の摂取量の分布から、推定平均必要量 (EAR)を下回っているものの割合をできるだけ少なくするための計画を立てる。

(4)栄養素の過剰摂取を防ぐために、集団全員の摂取量を耐容上限量 (UL)未満にする。

(5)生活習慣病の一次予防のために、各自の摂取量を目標量 (DG)の範囲内にする。

  


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