29-129 55歳、男性。身長170cm、体重50kg。入院前1か月で10%の体重減少がみられ、最近1週間経口摂取不能であった。


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29-129 55歳、男性。身長170cm、体重50kg。入院前1か月で10%の体重減少がみられ、最近1週間経口摂取不能であった。エネルギー2,000kcal、アミノ酸60g、脂肪20gの静脈栄養を開始した場合の投与2日日のモニタリング結果である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)血清トリグリセリド値の低下がみられる。
(2)血清リン値の上昇がみられる。
(3)血清カリウム値の上昇がみられる。
(4)血清マグネシウム値の低下がみられる。
(5)血清インスリン値の低下がみられる。

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 患者は体重減少率が高く、栄養状態が悪い。飢餓状態であるといえる。
 そんな中、急速に栄養を送り込むと、リフィーディング症候群を引き起こす可能性があるため、注意が必要である。
 リフィーディング症候群では、インスリンの分泌による細胞内へのグルコースの取り込みに伴い、低リン血症、低カリウム血症、低マグネシウム血症を発症することがある。
 



(1)血清トリグリセリド値の上昇がみられる。

(2)血清リン値の低下がみられる。
 ⇒ 急速な糖質の投与によってインスリンが分泌されることによってリンはグルコースとともに細胞内へ移行する。

(3)血清カリウム値の低下がみられる。
 ⇒ リンと同様、急速な糖質の投与によってインスリンが分泌されることによって、細胞内にカリウムが移行するため、血清カリウム値は低下する。

(4)血清マグネシウム値の低下がみられる。

(5)糖質の投与による血清インスリン値の上昇がみられる。


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