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24-87 水の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 脂質が体内でエネルギー源として利用されると、代謝水が生じる。
(2) 食物から摂取する水分は、飲料水として摂取する水分の10%以下である。
(3) 不可避尿量は、水分を全く摂取しないと、増加する。
(4) 大量に発汗した者に水分のみを補給すると、浮腫が起こる。
(5) 成人では、体内の水分が5%減少しても自覚症状はみられない。
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24-87 水の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 脂質が体内でエネルギー源として利用されると、代謝水が生じる。
(2) 食物から摂取する水分は、飲料水として摂取する水分の10%以下である。
(3) 不可避尿量は、水分を全く摂取しないと、増加する。
(4) 大量に発汗した者に水分のみを補給すると、浮腫が起こる。
(5) 成人では、体内の水分が5%減少しても自覚症状はみられない。
〇(1) 脂質が体内でエネルギー源として利用されると、代謝水が生じる。
(2) 食物から摂取する水分は一日1000ml程度であり、飲料水として摂取する水分は一日1200ml程度である。
(3) 随意尿は、水分を全く摂取しないと減少する。
尿量は、一日1500ml程度である。
そのうち、500mlは不随意尿、1000mlは随意尿である。
随意尿は、摂取する水分量の影響を受ける。
表.ヒトの水分出納
IN | ONT |
飲水1000~1500ml | 随意尿1000ml |
食品から 1000ml | 不随意尿500ml |
代謝水300ml | 糞便100ml |
不感蒸泄900ml |
(4) 大量に発汗した者に水分のみを補給すると、低張性脱水が起こる。
表.高調性脱水と低張性脱水
原因 | 損失 | 電解質濃度 | 症状 | |
高張性脱水 | 発汗などで失われた水分が十分に補給されない | 水分>電解質 | ↑ | 強い口渇感 |
低張性脱水 | 大量に発汗したあとに水分だけ摂取する | 電解質>水分 | ↓ | 血液循環障害→意識障害 |
(5) 体内の水分が1%減少するとのどの渇き、食欲不振などの自覚症状が現れる、さらに5%の減少となるとめまいや疲労感、頭痛などの自覚症状がみられる。
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