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今回は、「高齢者を低栄養にしない20のアプローチ」という本をご紹介します。
1.日本は超高齢化社会!
2.本の主な内容とポイント
3.この本の良いところまとめ
目次
1.日本は超高齢化社会!
日本の人口の27.7%、およそ3人に1人が65歳以上(2017年時点)で、高齢者です。
これに伴って、高齢化率も上昇傾向にあります。
すなわち、どの分野で働く管理栄養士でも必ずといって高齢者と関わる機会があると思われます。
高齢者の低栄養について学ぶことは超高齢社会の日本で栄養のプロとして活躍していくためにとても重要なことです。
2.本の主な内容
「70歳以上の5人に1人が低栄養!
高齢者を低栄養にしない20のアプローチ
事例で分かる基本と疾患別の対応ポイント」
まず本の基本的な構成は、タイトルに「20のアプローチ」とあるように
20の高齢者の低栄養に関するアプローチの事例が挙げられています。
*様々な現場で活躍する「管理栄養士」が監修
そして、これらを監修するのは実際の現場で活躍する「訪問管理栄養士」、「病院管理栄養士」、「リハビリセンターの管理栄養士」、「栄養科学科長」等々…同じ管理栄養士でもその業務内容は様々。
この一冊で様々な分野、施設の管理栄養士が、それぞれの現場でどのようなアプローチを行っているのかを学ぶことができます。
また、これに加えて「歯科衛生士」や「言語聴覚士」などの管理栄養士以外の職種の視点から高齢者の低栄養に着目した記事もあります。
*引用書籍・引用論文が記載されているので深く学ぶきっかけになる
そして、この本と大きなポイントが
しっかりと引用元、実際の研究結果などについての内容が記載されていること。
「もっと詳しく知りたい」と思った時はその引用元を調べるという方法もあります。
*引用元の記載が必要な理由
例えば、「高齢者の低栄養が増えている」といいたいとき
この発言は、どの文献から来たのか?どの研究結果から得られたものなのか?が重要となります。
信頼性のある情報を得るためにも、
「しっかりと引用元が記されているか」は本を選ぶときのポイントにもなります。
*疾患別のアプローチ方法
高齢者に多い「腎疾患」、「肝疾患」、COPDをはじめとする「呼吸器疾患」など
疾患別にアプローチ方法が解説されています。
3.この本の良いところまとめ
・高齢者の低栄養に関する基本的な知識を得ることができる。
・実際の現場の事例をもとに学べる。
・疾患別のアプローチ方法を知れる。
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