〇⑴ 身体活動の増加は、大腸がんの発症リスクを低減する¹。
⑵ 国民健康・栄養調査によると、20 歳以上の 1 日の歩数の平均値は、男女とも平成 22 年以降 8,000 歩を
下回っている。
画像引用元:公益財団法人 生命保険文化センター.「1日当たりの歩数はどれくらい?」.https://www.jili.or.jp/lifeplan/rich/1255.html(2023-3-4閲覧)
国民健康・栄養調査によると、令和元年度における20 歳以上の 1 日の歩数の平均値は、男性6,793歩、女性5,832歩であった。男女とも平成 22 年以降 8,000 歩を超えた年はない。
⑶ 国民健康・栄養調査では、運動習慣のある者の定義を
「1回 30 分以上の運動を週2回以上実施し、1年以上継続している者。 」としている²。
⑷ 「健康づくりのための身体活動基準 2013」では、
18~64歳、65歳以上に対して、世代共通の方向性に加えて、定量的な身体活動の基準(今より身体活動を少しでも増やす、運動習慣をもつ ようにする)が定められている²。
18歳未満に対しては、定量的な身体活動の基準は定められていない。
⑸ 身体活動の強度の指標として用いられるメッツ(METs)は、身体活動におけるエネルギー消費量を
安静時代謝量で除したものである³。
基礎代謝量を用いて算出されるのは身体活動レベル(PAL)である(1日のエネルギー消費量を基礎代謝量で除したもの)。
参考文献
- Pham, Ngoc Minh et al. “Physical activity and colorectal cancer risk: an evaluation based on a systematic review of epidemiologic evidence among the Japanese population.” Japanese journal of clinical oncology vol. 42,1 (2012): 2-13. doi:10.1093/jjco/hyr160
- 厚生労働省.「令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要」.2020.
- 厚生労働省.「健康づくりのための身体活動基準 2013 (概要)」.2013.