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37-8 飲酒に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

⑴ 健康日本 21(第二次)では、「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」を、 1 日当たりの純アルコール量で男女とも 40 g 以上としている。

⑵ 健康日本 21(第二次)では、妊娠中に飲酒する者をなくすことを目標としている。

⑶ アルコール依存症の発症リスクは、飲酒開始年齢と関係がない。

⑷  1 日平均飲酒量が増加するほど、血圧は低下する。

⑸ アルコールには、身体依存はない。

 

問題引用元:厚生労働省. 『第37回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2023) . https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001063776.pdf, (2023年3月4日閲覧)

解答・解説を見る

 

⑴ 健康日本 21(第二次)では、「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」を、1日当たりの純アルコール摂取量が男性40g以上、女性20g以上としている¹。

⑵ 健康日本 21(第二次)では、妊娠中に飲酒する者をなくすこと(0%)を目標としている。

妊娠中の飲酒は、胎児性アルコール症候群や発育障害を引き起こすため、断酒が望ましい。

⑶ アルコール依存症の発症リスクは、飲酒開始年齢が低いほど高まる²

⑷  過剰なアルコールの摂取により、高血圧のリスクが高まる³。

⑸ アルコールには、身体依存がある

アルコールには、精神依存と身体依存があり、アルコールを長期間多量に飲酒した結果、アルコールに対し精神依存や身体依存をきたした状態をアルコール依存症という⁴。

 

参考文献

  1. 厚生労働省.「健康日本21 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」.2012.
  2. Hingson, Ralph W et al. “Age at drinking onset and alcohol dependence: age at onset, duration, and severity.” Archives of pediatrics & adolescent medicine vol. 160,7 (2006): 739-46. doi:10.1001/archpedi.160.7.739
  3. Briasoulis, Alexandros et al. “Alcohol consumption and the risk of hypertension in men and women: a systematic review and meta-analysis.” Journal of clinical hypertension (Greenwich, Conn.) vol. 14,11 (2012): 792-8. doi:10.1111/jch.12008
  4. e-ヘルスネット.「アルコール依存症」.https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-016.html.(2023-3-4閲覧)

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