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29-135 腸疾患の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)潰瘍性大腸炎では、水溶性食物繊維を制限する。
(2)クローン病では、アミノ酸を制限する。
(3)短腸症候群では、糖質を制限する。
(4)イレウスでは、輸液量を制限する。
(5)たんぱく質漏出性胃腸症では、脂質を制限する。
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29-135 腸疾患の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)潰瘍性大腸炎では、水溶性食物繊維を制限する。
(2)クローン病では、アミノ酸を制限する。
(3)短腸症候群では、糖質を制限する。
(4)イレウスでは、輸液量を制限する。
(5)たんぱく質漏出性胃腸症では、脂質を制限する。
(1)潰瘍性大腸炎では、不溶性食物繊維を制限する
⇒潰瘍性大腸炎の栄養管理の基本は「高エネルギー」、「低残渣」、「高タンパク質食」で消化の良い食事とする。
水溶性食物繊維には、下痢を改善する効果があるため、積極的に摂取しても良いが、不溶性食物繊維は大腸の粘膜を刺激する恐れがあるため注意が必要である。
(2)クローン病ではたんぱく質、脂質、食物繊維を制限する。
⇒クローン病の栄養療法には基本的に成分栄養剤を用いる。食事は消化がよく、高炭水化物、低脂質とする。
たんぱく質の不足を補うためにアミノ酸を補給することもある。
(3)短腸症候群の栄養管理は以下の通りである。
⇒短腸症候群の栄養管理は第Ⅰ期~第Ⅲ期に分けて行う。
● 第Ⅰ期…主に中心静脈栄養を用いる。理想体重に基づいた十分なエネルギーの摂取。
● 第Ⅱ期…成分栄養剤または半消化態栄養剤を用いる。成分栄養剤を用いる場合は必須脂肪酸の欠乏に注意。下痢に注意しつつ、状態が改善しだい経口摂取に移行。
● 第Ⅲ期…経腸栄養と経口栄養。高炭水化物、低脂質食とする。ビタミンや電解質の不足に注意。中心静脈栄養法からの離脱を目指す。
(4)イレウスでは、腸が閉塞しているため経口摂取は禁止とする。
⇒栄養療法においては、静脈栄養を用いる。
〇(5)たんぱく質漏出性胃腸症では、脂質を制限する。
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