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追試25-23 ヒト体内におけるエネルギー代謝に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 体脂肪は、酸素と直接反応してエネルギーを産生する。
(2) 体脂肪の酸化で生じた熱は、体内に蓄積される。
(3) 脂肪酸のβ酸化は、嫌気的条件下で進行する。
(4) 酸素は、ミトコンドリアの電子伝達系による水の産生に利用される。
(5) 呼吸商は、酸素消費量を二酸化炭素産生量で除した値である。
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追試25-23 ヒト体内におけるエネルギー代謝に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 体脂肪は、酸素と直接反応してエネルギーを産生する。
(2) 体脂肪の酸化で生じた熱は、体内に蓄積される。
(3) 脂肪酸のβ酸化は、嫌気的条件下で進行する。
(4) 酸素は、ミトコンドリアの電子伝達系による水の産生に利用される。
(5) 呼吸商は、酸素消費量を二酸化炭素産生量で除した値である。
まず体脂肪(トリグリセリド)はリパーゼに加水分解され、グリセリンと脂肪酸となる。脂肪酸はミトコンドリアに入り、β酸化でアセチルCoAとなってTCA回路を回し、電子伝達系でATPができる。グリセリンは解糖系に入り、ATPを産生する。
(2) 誤り:体内で生じた熱は、蓄積することができない。熱は物質のように蓄積ができない。
(3) 誤り:脂肪酸のβ酸化は、好気的条件下で進行する。β酸化にはFADやNADなどの酸化型補酵素が必要であるため、これらが豊富な好気的条件で反応が進む。
〇(4) 正しい
電子伝達系では、TCA回路で還元された補酵素(NADH、FADH2など)を酸化する。この時補酵素から受け取った電子に、プロトンと酸素を反応させて水を産生する。
(5) 誤り:呼吸商は、二酸化炭素産生量を酸素消費量で除した値である。呼吸商は二酸化炭素産生量÷酸素消費量で求められる。栄養素によって呼吸の酸素消費量と二酸化炭素産生量が異なるため、この値から体内で燃焼している栄養素が分かる。
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