34-110 軽い認知症があり、もの忘れが多くなった独居の高齢者に、脱水症予防のための栄養教育を行うことになった。

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34-110 軽い認知症があり、もの忘れが多くなった独居の高齢者に、脱水症予防のための栄養教育を行うことになった。適切な水分摂取の実行が期待できる働きかけである。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。

(1)脱水症予防のための水分のとり方について、講義を聴いてもらう。

(2)水分のとり方について、グループディスカッションをしてもらう。

(3)経口補水液づくりを実習し、作り方のプリントを持ち帰ってもらう。

(4)身の回りに水の入ったペットボトルを置いてもらう。

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最も適切な選択肢は、(4)身の回りに水の入ったペットボトルを置いてもらう。

まず、前提として対象者は軽い認知症のある独居の高齢者である。

認知症は、初期の症状は主に早期記憶の障害であり、進行するにつれて長期記憶の障害がみられるようになる。

そのような者に対し、講義やディスカッション、資料の配布などを行うことの意義がないわけではないが、

実際に、脱水予防のために「水分を摂取する」という行動に結びつけることが難しいのではないかと思われる。

よって、最も実践可能性が高いと予測される(4)を最適な選択肢として選んだ。

 


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