32-187,188 K事業所に勤務する管理栄養士である。特定健康診査の結果により、Aさんに特定保健指導を始めることとなった。

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32-187,188 次の文を読み「187」、「188」に答えよ。

 K事業所に勤務する管理栄養士である。特定健康診査の結果により、Aさんに特定保健指導を始めることとなった。48歳、女性。BMI 26.0 kg/m2、腹囲87.0 cm、血圧126/80 mmHg。空腹時血液検査値は、血糖120 mg/dL、トリグリセリド160 mg/dL、尿酸6.9 mg/dL。服薬なし。喫煙習慣あり。缶ビール1本(350 ml)を毎日飲んでいる。保健指導レベルは、積極的支援レベルとなった。

32-187 Aさんの初回面接を行い、食習慣の行動日標を設定することになった。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(1)漬物は2日に1回に減らす。
(2)速く食べることをやめ、毎食20分以上かける。
(3)毎朝果物を食べるようにする。
(4)調理に使う脂質の種類を見直す。

32-188 Aさんの支援を続けた結果、6か月後には、BMIが25.0 kg/m2、腹囲85.0 cmに改善した。血圧120/80 mmHg、空腹時血糖108 mg/dL。喫煙・飲酒習慣は変化なし。Aさんに対する6か月後の指導内容である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(1)現在の生活習慣の継続を勧める。
(2)禁酒を勧める。
(3)禁煙を勧める。
(4)医療機関への受診を勧める。

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対象者の結果 ※()内は特定健診の階層化基準値
・BMI 26.0 kg/m2(25kg/m2以上)
・腹囲 87.0 cm(女性:90cm以上)
・血圧 126/80 mmHg(130/85以上)
・空腹時血糖  120 mg/dL(100mg/dl 以上)
・トリグリセリド160 mg/dL(150㎎/dl以上)
・尿酸     6.9 mg/dL (7.0㎎/dlで高尿酸血症) 
 ※尿酸値は特定健診の項目にはない。

→以上の結果から、空腹時血糖値、血中脂質、肥満の改善が必要であると考えられる。

32-187 Aさんの初回面接を行い、食習慣の行動日標を設定することになった。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

(1)漬物は2日に1回に減らす。
 食塩の過剰摂取は高血圧の原因の一つである。拡張期血圧がやや高値であるが、最も適切とはいえない。

(2)速く食べることをやめ、毎食20分以上かける。
 速く食べることは、急激な血糖値の上昇の原因となるため、空腹時血糖値も高値になりやすい。
 ゆっくりと20分以上かけて食事することで、血糖値の上昇が緩やかになるとともに食べ過ぎの防止にもなるため、肥満の改善も期待できる。

(3)毎朝果物を食べるようにする。
 果物は、ビタミンやミネラルの供給源としてよいが、糖質も多く含まれているため、毎食摂取すると食べ過ぎてしまう可能性があるため注意が必要である。一日80kcal程度を目安に摂取すると良い。

(4)調理に使う脂質の種類を見直す。
 トリグリセリド値が高値であり、脂質の種類の見直しも必要だが、脂質や糖質の摂取量の見直しも行う。

32-188 Aさんの支援を続けた結果、6か月後には、BMIが25.0 kg/m2、腹囲85.0 cmに改善した。血圧120/80 mmHg、空腹時血糖108 mg/dL。喫煙・飲酒習慣は変化なし。Aさんに対する6か月後の指導内容である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

(1)現在の生活習慣の継続を勧める。
 数値は改善しているが、BMIや空腹時血糖値も高いままであり、まだ生活習慣で改善できる部分があると考えられる。

(2)禁酒を勧める。
 肝機能の異常等無ければ現在のお酒の量であれば良い。休肝日は設けるように指導する。

(3)禁煙を勧める。

(4)医療機関への受診を勧める。
 医療機関への受診は、現状では必要はないと考えられる。

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