35-70 管腔内消化の調節に関する記述である。

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35-70 管腔内消化の調節に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

⑴ 胃相とは、食物が胃に入る前に起こる胃液分泌の変化をいう。

⑵ 消化管運動は、交感神経系により促進される。

⑶ ガストリンは、ペプシノーゲンの分泌を抑制する。

⑷ コレシストキニンは、膵リパーゼの分泌を促進する。

⑸ セクレチンは、胃酸の分泌を促進する。

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解答4

⑴ 胃相とは、食物によって胃内のpHが上昇し、胃酸分泌が促進されることをいう。

脳相:食物が胃に入る前に消化液の分泌が変化する相
胃相:食物が胃に入った後に消化液の分泌が変化する相
腸相:胃の中の食物が十二指腸に送られる相

⑵ 消化管運動は、副交感神経系により促進され、交感神経により抑制される。

⑶ ガストリンは、主細胞からのペプシノーゲンの分泌を促進する。

ガストリンは、胃の中に食物が入ると分泌が刺激され、胃のG細胞から分泌される。

⑷ コレシストキニンは、膵リパーゼの分泌を促進する。

⑸ セクレチンは、胃酸の分泌を抑制する。

胃内容物が十二指腸に移行すると、セクレチン、コレシストキニン、GIPなどが分泌され、膵液や胆汁の分泌が促されるとともに胃酸の分泌は抑制される。

 


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