32-80 血液中のカルシウム濃度の変化とその応答に関する記述である。

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32-80 血液中のカルシウム濃度の変化とその応答に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)カルシウム濃度が低下すると、カルシトニンの分泌が高まる。
(2)カルシウム濃度が低下すると、活性型ビタミンDの産生が高まる。
(3)カルシウム濃度が低下すると、腎臓におけるカルシウムの再吸収が抑制される。
(4)カルシウム濃度が上昇すると、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌が促進される。
(5)カルシウム濃度が上昇すると、骨吸収が促進される。

解答・解説を見る
(1)カルシウム濃度が低下すると、パラソルモン(副甲状腺ホルモン:PTH)の分泌が高まる。カルシウムは、パラソルモンやカルシトニンなどのホルモンによって血液中で一定の濃度が保たれている。

◎カルシウム濃度が低下すると…

①パラソルモン(副甲状腺ホルモン)の分泌が亢進し、腎尿細管でのカルシウムの再吸収促進、骨吸収促進が起こる。
②活性型ビタミンDの合成が促進し、腸管でのカルシウム吸収が促進される。

◎カルシウム濃度が上昇すると…

甲状腺からのカルシトニンの分泌が亢進し、骨形成が促進される。

(2)カルシウム濃度が低下すると、活性型ビタミンDの産生が高まる。

(3)カルシウム濃度が低下すると、パラソルモンにより腎臓におけるカルシウムの再吸収が促進される。

(4)カルシウム濃度が低下すると、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌が促進される。

(5)カルシウム濃度が上昇すると、カルシトニンの分泌により骨形成が促進される。


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