コンテンツへスキップ

31-80 ビタミンの欠乏状態における身体状態の変化に関する記述である。

スポンサーリンク


31-80 ビタミンの欠乏状態における身体状態の変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1) ビタミンDの欠乏では、骨塩量が減少する。
(2) ビタミンKの欠乏では、血液凝固の時間が短縮する。
(3) ビタミンB1の欠乏では、乳酸の血中濃度が低下する。
(4) ビタミンB12の欠乏では、DNAの合成が促進される。
(5) 葉酸の欠乏では、ホモシステインの血中濃度が低下する。

解答・解説を見る

(1) ビタミンDの欠乏では、骨塩量が減少する。

(2) ビタミンKの欠乏では、血液凝固の時間が延長する。

(3) ビタミンB1の欠乏では、乳酸の血中濃度が上昇する。またこの乳酸の血中濃度上昇によりアシドーシスを起こすことがある。

 ビタミンB1は、糖質代謝の過程においてピルビン酸脱水素酵素やαケトグルタル酸脱水素酵素の補酵素として働いているため欠乏すると代謝が止まってしまい、その結果乳酸が蓄積する。

(4) ビタミンB12の欠乏では、DNAの合成障害が起こる。

(5) 葉酸の欠乏では、ホモシステインの血中濃度が上昇する。

 葉酸はホモシステインが肝臓でメチオニンになる際に必要である。

スポンサーリンク


コメント

関連記事