31-144 最近の国民健康・栄養調査結果からみた、成人の栄養・食生活状況に関する記述である。

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31-144 最近の国民健康・栄養調査結果からみた、成人の栄養・食生活状況に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

(1)肥満者(BMI≧25.0kg/m2)の割合は、60歳代が20歳代より低い。
(2)やせの者(BMI<18.5kg/m2)の割合は、男性が女性より高い。
(3)都道府県別の食塩摂取量の差は、1g未満である。
(4)野菜摂取量は、世帯の所得が高いほど多い。
(5)朝食の欠食率は、39歳以下が40歳以上より高い。

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(1)肥満者(BMI≧25.0kg/m2)の割合は、60歳代が20歳代より高い。

60歳代の肥満者の割合:男性32.3%、女性24.2%
20歳代の肥満者の割合:男性25.7%、女性9.5%
→よって、60歳代が20歳代よりも高い。

また、各年代の中で最も肥満者の割合が高いのは男性で50歳代、女性で60歳代が最も多い。
20歳代の特に女性で問題なのは、肥満よりもやせ(BMI<18.5)であり、20%を超えている。(平成28年 国民・健康栄養調査より)

(2)やせの者(BMI<18.5kg/m2)の割合は、男性が女性より低い。

男性:4.7%/女性:12.7%(20 歳以上、年齢調整)

(3)都道府県別の食塩摂取量の差は、3g以上である。

(4)野菜摂取量は、世帯の所得が高いほど多い。

(5)朝食の欠食率は、39歳以下が40歳以上より高い。

最も朝食の欠食率が高いのは、男女とも20代である。また、最も低いのは男女とも70歳以上である。


この解説は、平成28年「国民健康・栄養調査」の結果の概要をもとに作成しました。


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