食生活指針・食事バランスガイドについて

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食生活指針の歴史
 食生活指針および健康づくりのための食生活指針1985年厚生省(現:厚生労働省)が国民一人一人の食生活改善や、健康の保持・増進を目的として策定した。

健康づくりのための食生活指針(S60年)
1.多様な食品で栄養バランスを
 〇一日30食品を目標に
 〇主食・主菜・副菜をそろえて

2.日常の生活活動に見合ったエネルギーを
 〇食べ過ぎに気をつけて、肥満を予防
 〇よくからだを動かし、食事内容にゆとりを

3.脂肪は量と質を考えて
 〇脂肪はとりすぎないように
 〇動物性の脂肪より植物性の油を多めに

4.食塩をとりすぎないように
 〇食塩は一日10グラム以下を目標に
 〇調理の工夫で、むりなく減塩

5.こころのふれあう楽しい食生活を
 〇食卓を家族のふれあいの場に
 〇家庭の味、手作りのこころを大切に

(1985年(昭和60年)、厚生省策定)

 また、1990年には対象特性別食生活指針といって、成人病予防や成長期、女性、高齢者など個人の特性に合わせた食生活指針も策定された。
 そして、2000年には、新食生活指針文部省、厚生省、農林水産省の3省によって策定された。


新食生活指針(2000年)について
 2000年(平成12年)に文部省、厚生省、農林水産省の3省によって策定された新食生活指針であるが、いままでの「健康づくりのための食生活指針」との違いや、特徴は何だろうか。

新食生活指針(2000年:平成12年)
1.食事を楽しみましょう。
2.一日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを。
3.主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
4.ごはんなどの穀類をしっかりと。
5.野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて。
6.食塩や脂肪は控えめに。
7.適正体重を知り、日々の活動に見合った食事量を。
8.食文化地域の産物を活かし、ときには新しい料理も。
9.調理や保存を上手にして無駄や廃棄を少なく。
10.自分の食生活を見直してみましょう。


新食生活指針の特徴

1.食事を楽しみましょう。⇒QOLの向上
⇒食事をする「孤食」や、家族が別々で食事をする「個食」などが増えてきているが、食事を楽しんで食べるということは生活の質(QOL)を高める要因となる。楽しい食事をとおして健康寿命の延伸を目指すものである。
2.一日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを。⇒QOLの向上
⇒朝食の欠食や、夜食、過剰な飲酒を受けてこのような指針が策定された。
3.主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
⇒主食は炭水化物の供給源として。主菜は肉や魚など体をつくるタンパク質源として。副菜では野菜を使いビタミンやミネラルの不足を補う。料理ベースの指導であり、比較的わかりやすい。
4.ごはんなどの穀類をしっかりと。
⇒日本の農業を推進。現在では米の摂取量が減少傾向にあり、逆に小麦などの摂取量は増加している。米は日本において安定的に供給されてきた食材であり、米の摂取の割合を増やすことで食料自給率の問題の改善にもつながる。そのため、国をあげてごはんなどの穀類を摂取するよう推進しているのである。
5.野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて。
⇒様々な食品を組み合わせて摂取することで、ビタミンやミネラルの摂取を促す。ビタミンやミネラルをしっかりと摂取することで循環器疾患や癌などの疾患の予防にもなるといわれている。
6.食塩や脂肪は控えめに。
⇒高血圧予防のためには食塩の目標量は1日男性が8g未満、女性が7g未満とされている。
脂肪は過剰な摂取をさけ、動物性脂肪や植物性脂肪、魚由来の脂肪をバランスよく摂取するようすすめている。
7.適正体重を知り、日々の活動に見合った食事量を。
⇒適正体重をしることによって、適正なエネルギー摂取量を把握するこができる。BMIは22を標準とし、標準体重は身長(m)×身長(m)×22で求めることができる。を現在日本ではBMI18.5未満を「やせ」、25以上を「肥満」としている。
8.食文化や地域の産物を活かし、ときには新しい料理も。⇒食料政策
⇒食文化を取り入れながら日々の食生活を充実させる目的がある。
9.調理や保存を上手にして無駄や廃棄を少なく。⇒食料政策
⇒日本では食品ロスが多いことが長年の問題となっている。このような問題を改善するために、消費期限、賞味期限に注意して食材を管理する。食材を買いすぎたり作りすぎたりしないような工夫をする。
10.自分の食生活を見直してみましょう。
⇒セルフモニタリングをうながす目的がある。


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