39-133 食物アレルギーと除去対象となる食品・原材料の組合せである。

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39-133  食物アレルギーと除去対象となる食品・原材料の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 牛乳アレルギー                        牛肉

⑵ 鶏卵アレルギー                        卵殻カルシウム

⑶ 大豆アレルギー                         緑豆もやし

⑷ カシューナッツアレルギー          ピスタチオ

⑸ 小麦アレルギー                         麦芽糖

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午後の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428961.pdf, (2025年7月27日閲覧)

解答・解説を見る

 

⑴ 牛乳アレルギー                        牛肉

牛肉には牛乳アレルギーの原因となるアレルゲン(主にカゼイン)は含まれていない。

 

⑵ 鶏卵アレルギー                        卵殻カルシウム

卵殻カルシウム製造の段階で、加熱(焼成)しているので

混入してい他としてもアレルゲンは失活している。

 

⑶ 大豆アレルギー                         緑豆もやし

大豆と緑豆の間には交差抗原性がないため除去する必要はない。

緑豆もやしではなく、大豆もやしの場合は除去が必要である。

※交差抗原については(4)の解説を参照のこと。

 

⑷ カシューナッツアレルギー          ピスタチオ

正しい。カシューナッツピスタチオの間には交差抗原性があるため、この選択肢が正答となる。

交差抗原:特定の食物アレルギーにおいて、よく似た別の食品でもアレルギー症状を呈することを指す。

この他の交差抗原を表すものとして、

クルミピーカンナッツ

エビ&カニコオロギ

などが近年、問題となっている。

 

⑸ 小麦アレルギー                         麦芽糖

麦芽糖は、主にとうもろこしでんぷんから製造される。

一部、大麦から製造されるものもあるが、アレルゲン(グルテン)が麦芽糖に混入することはない

また「麦芽糖・麦芽・ホップは除去する必要がない」と定められている。

 

文責:アヒル


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