37-43 人間と食品に関する記述である。最も適当なのはどれか。
37-43 人間と食品に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
⑴ 人間は、食物連鎖の二次消費者に位置している。
⑵ 個人の食嗜好は、幼児期から高齢期に至るまで変化しない。
⑶ わが国の生産額ベースの総合食料自給率は、2000 年以降約 60~70% で推移している。
⑷ フードマイレージは、地産地消が進むと大きくなる。
⑸ 食品ロスは、生産された食料のうち不可食部の廃棄を示している。
問題引用元:厚生労働省. 『第37回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2023) . https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001063776.pdf, (2023年2月26日閲覧)
解答・解説を見る
⑴ 人間は、食物連鎖の
二次より高次の消費者として位置している。
⑵ 個人の食嗜好は、
年齢、健康状態、文化、経験など多くの要因により変化する。
〇⑶ わが国の生産額ベースの総合食料自給率は、2000 年以降約 60~70% で推移している。
⑷ フードマイレージは、地産地消が進むと
小さくなる。
フードマイレージは食品が生産地から消費地まで移動する距離を示します。地産地消が進むと、食品の輸送距離は短くなるため、フードマイレージは小さくなります。
⑸ 食品ロスは、
消費可能な食料が廃棄されることを指します。
食品ロスとは、消費されることが可能な食品が様々な理由で捨てられてしまう現象を指します。具体的には、生産過程、流通過程、消費過程などで発生する、本来は食べられる状態の食品が廃棄されることを言います。
食品ロスの原因としては、商品の賞味期限や消費期限を過ぎたもの、外見上のキズや変色、流通過程での過剰在庫、家庭での調理過程や保存状況などが挙げられます。