36-78 カルシウムとリンに関する記述である。

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36-78 カルシウムとリンに関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

⑴ 体内カルシウムの約 10% は、血液中に存在する。

⑵ 血中カルシウム濃度の低下は、骨吸収を抑制する。

⑶ カルシウムの小腸での吸収は、リンにより促進される。

⑷ リンは、体内に最も多く存在するミネラルである。

⑸ リンは、核酸の構成成分である。

解答・解説を見る

 

⑴ 体内カルシウムの約 1% は、血液中に存在する。

⑵ 血中カルシウム濃度の低下は、骨吸収を促進する。

骨の代謝は、主にカルシトニンやパラソルモンによって調節されている。血中のカルシウム濃度が上昇すると甲状腺傍濾胞細胞からカルシトニンが分泌され、破骨細胞に作用して骨吸収を抑制して、骨芽細胞に作用して骨形成を促す。逆に血中のカルシウム濃度が低下するとパラソルモンが分泌され骨吸収を促進し骨形成は抑制される。

⑶ カルシウムの小腸での吸収は、ビタミンDにより促進される。

骨の代謝に関与する脂溶性ビタミンには、ビタミンDビタミンKがある。

ビタミンD(活性型ビタミンD₃):腸管におけるカルシウムの再吸収の促進、骨吸収の促進による血中へのカルシウム流出などに関与する。

ビタミンK:オステオカルシンを活性化し、骨へのカルシウム沈着を助ける。

⑷ カルシウムは、体内に最も多く存在するミネラルである。

⑸ リンは、核酸の構成成分である。

 


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