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34-74 空腹時の脂質代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1)脂肪組織では、リポたんぱく質リパーゼの活性が上昇する。
(2)脂肪組織では、トリグリセリドの分解が抑制される。
(3)肝臓では、脂肪酸の合成が促進される。
(4)肝臓では、エネルギー源としてケトン体を利用する。
(5)筋肉では、エネルギー源として脂肪酸を利用する。
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34-74 空腹時の脂質代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1)脂肪組織では、リポたんぱく質リパーゼの活性が上昇する。
(2)脂肪組織では、トリグリセリドの分解が抑制される。
(3)肝臓では、脂肪酸の合成が促進される。
(4)肝臓では、エネルギー源としてケトン体を利用する。
(5)筋肉では、エネルギー源として脂肪酸を利用する。
空腹時は、食後よりも血糖値は低い状態で維持されており、グルカゴンやアドレナリンなどの血糖値上昇に働くホルモンが優位となっている。
食後のエネルギー源は主に糖質なのに対して、空腹時のエネルギー源は脂質が優位となり、脂肪組織の分解が進む。
分解された脂肪は、血液中に放出され、β酸化を経て骨格筋や肝臓で利用される。
(1)空腹時は、ホルモン感受性リパーゼの活性が上昇し、トリアシルグリセロールが加水分解される。トリアシルグリセロールは、加水分解されると、脂肪酸とグリセロールとなる。
ホルモン感受性リパーゼの働きは、インスリンによって抑制され、
グルカゴンやアドレナリン、グルココルチコイドなどのホルモンによって促進される。
リポたんぱく質リパーゼは、主に食後に作用するホルモンであり、リポたんぱく質中の中性脂肪を分解し脂肪組織に中性脂肪として貯蔵する働きをもつ。
(2)脂肪組織では、トリグリセリドの分解が促進し、エネルギーとして利用される。空腹時では、トリグリセリドは、脂肪酸とグリセロールに分解され血中に放出される。
(3)肝臓では、脂肪酸の合成が低下する。 (4)肝臓では、ケトン体をエネルギーとして利用することはできない。ケトン体をエネルギーとして利用できるのは、心臓や腎臓、骨格筋である。
〇(5)筋肉では、エネルギー源として脂肪酸を利用する。
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