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左心不全と右心不全の違いと勉強ポイント

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■左心不全
 左心の機能低下により、左心の拍出量低下と、肺うっ血を来す病態
 肺うっ血が起こると、肺の毛細血管圧が上昇し、肺水腫となる(心原性肺水腫)
 主な症状…喘鳴、頻脈、肺水腫、四肢のチアノーゼ、尿量低下
 

■右心不全
 右心の機能低下により、右心の拍出量低下と、体静脈うっ血を来す病態
 主な症状…頸静脈怒張、胸水、腹水、浮腫
 

★ポイント
 血液の流れをみて、前後で考える。
 左心(心室)→大動脈→全身(肺以外;頸静脈、肝臓、腎臓、足)→大静脈→右心→肺動脈→肺→肺静脈→左心

肺静脈→左心
 左心の機能が低下するとこの肺静脈からの血流が滞ってしまうので、肺うっ血となる。

大静脈→右心
 右心の機能が低下すると大静脈からの血流が滞ってしまうため、体静脈うっ血となる。

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