(1)血中カルシウム値の低下は、カルシトニンの分泌を抑制する。血中カルシウム値の低下によって分泌が促進されるのは、パラソルモンである。
●カルシトニン:甲状腺傍濾胞細胞から分泌される。血中カルシウムイオン濃度の上昇により分泌。骨形成を促進する。尿細管でのカルシウムイオン排出促進。カルシウムイオンの血中放出の抑制。
●パラソルモン:服甲状腺から分泌される。血中カルシウムイオン濃度の低下による分泌。尿細管でのカルシウム再吸収を促進。ビタミンDの活性化促進によるカルシウムイオン吸収促進。骨吸収の促進。
(2)血糖値の上昇は、インスリンの分泌を促進する。
血糖値の低下は、グルカゴンやアドレナリン、コルチゾールの分泌を促進する。
〇(3)ストレスに曝露されると、糖質コルチコイドの分泌が増加する。
(4)血漿浸透圧が上昇すると、バソプレシンの分泌が増加する。
バソプレシンの分泌増加により、尿細管での水の再吸収を促進する。
(5)腎血流量が低下すると、レニンの分泌が増加する。
レニンは、腎血流量の低下によって腎臓帽子球体から分泌される。レニンは、アンギオテンシノーゲンをアンギオ点心Ⅰに変える。